自由貿易で奪われる雇用 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

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男の料理 三色丼

トランプ氏が安倍総理との会談のあとで「TPP?やんねーよ!」と発表したようです。

まぁそらそうでしょうね。

「安倍総理はトランプにTPPを教育しに行く!」とか言っていた皆様、お元気でしょうか?大物でいいますと菅官房長官も「日本はTPPを、それでも主張するんだ!理解を求めていくんだ!」と言ってますが、それ内政干渉です。

 

さて、南沙諸島が中国に犯されている時も、アメリカの「自由の航行作戦」に対して「アメリカは本気!2015年の年内に中国が引かなければアメリカは怒る!!」と言っていた皆様もお元気でしょうか?

いかに吠えようが、妄想に逃げ込もうが、スルーしようが、現実は残酷です。

 

そして安倍総理は国会で「保護主義はダメ!日本が自由貿易の防波堤!」などと仰っているようですね。そして日本の人手不足は「移民」という「人の輸入」で埋めるんだそうでございます。

トランプは「自由貿易協定でアメリカの雇用が奪われている!」と言ってますが、あれは学術的にも正しいものと思われます。

歴史から見ると現在先進国とい言われている国の殆どが19世紀~20世紀の保護主義によって、先進国になったのが歴史的な事実です。

イギリスは産業革命後もしばらくは保護主義でしたし、イギリスがグローバリズムに舵を切ったときに、それに抵抗して保護主義をしたドイツ、アメリカ、フランス等々。

それに対して18世紀には覇権国家の一つであったオランダは、正にグローバリズム、規制がほとんどなしという状態で、徐々にその力を落としていきました。

またアルゼンチンは20世紀初頭、世界第5位の経済大国でございましたが、イギリスのブロック経済、要するにブロック内グローバリズムに入ることで、その国力は急速に衰えました。

 

何もこれは不思議な事ではなく、例えばピケティのr>g(資本収益率>経済成長率)という式は「200年分の統計」から生まれた式で、資本主義を野放し(グローバリズム)にしておくと、格差が拡大して需要が減衰し、従って経済のパイそのものの伸びが減少する、さらに富は一部に集中するので所得は減少か良くて横ばい、雇用も損なわれるという話です。

実際に1960年~1980年、1980年~2010年の世界の経済成長率の統計を出したハジュン・チャンによると、前者に比べて後者は成長率が半減、激減という結果にどの地域も終わっております。

※世界を滅ぼすグローバリズムより(エマニュエル・トッド、ハジュン・チャン、中野剛志、藤井聡、柴山桂太共著)

 

前者がブレトンウッズ体制、抑制的なインターナショナリズムの時代であり、後者がグローバリズム・新自由主義の台頭した時代でありますね。

経済学とは「世界の市場を最適化しよう」という思想の元で色々理論を組み立てますが、実はこの理論には「実際はそんな設計主義的な、システマティックに物事は動かない」という欠点があります。要するに机上の空論。

富の再分配は「政治的な欲求によってのみしか行われない」のですが、それを実現するのは政府、国家です。

その政府と国家を「小さな政府」などと弱体化させれば、企業の根源的な存在理由、つまり利益の最大化が止められなくなり、利益の最大化とはすなわち「人々の所得というコストを減らす」ことで実現されます。

「より少ない人数で」「より安いコストで」「より多くのものを生産する」

 

企業とはそもそもそ~いう存在ですので、批判しているわけじゃありません。

それに対して国家というブレーキが必要だ、と言っているわけです。

つまり新自由主義者、グローバリストの言っていることはこうです。

「より早く走るためにはブレーキなんて必要ない!軽量化だ!」

こうやってクラッシュしたのがリーマン・ショックだったと解釈可能です。すんごい簡単に言うと(笑)

 

グローバリズムは「ヒト・モノ・カネが国境を超えて自由に行き来すること」が定義かと思いますが、これは結論的には経済成長を阻害し、雇用を縮小させ、所得を減少させる代物だったのです。

TPPにしても、移民推進にしても、各種規制緩和にしても、農協改革にしても、緊縮財政にしても「日本国民にとって不幸な未来をもたらす」ことは、歴史的、学術的にはすでにほとんど自明です。

自ら貧乏になりたくて安倍政権を支持し続けますか?それとも豊かな日本の未来を夢見て安倍政権に反旗を翻しますか?

 

P.S

ちなみに安倍政権で「税収が増えた!こればアベノミクスの果実!」などと強弁する輩がいますが、個人消費は2014年から強くないのに、税収が増えたということは「政府が取りすぎている、重税である」というだけの話です。

また「アベノミクスの成果で失業率が下がった!」と言われますが、生産人口の減少に伴って下がっているだけです。

また「所得が増えた!!」とデマゴーグを言う人達がいますが、実質所得はなんと「民主党の野田政権時代とくらべて5%くらいは下がっている」が現実です。

 

そして間近(9月)の発表ではコアコアCPI0%に、コアCPIはマイナス0.5%、GDPデフレーターもマイナス突入と最早「デフレ一直線」であり、安倍政権が現在の方向を変えないのなら、確実に来年にはデフレ再突入になるのではないか?と思われます。

民主党政権を否定することは良いでしょう、でもそれと同じかもっと悪いのが「安倍政権の結果」として出ている、そして政治は結果責任である!という基本的なことをお忘れなきよう。

※10月の発表ではコアコアCPIが僅かに0.1%だったようです。

 

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本日の男の料理~三色丼~

男の料理 三色丼

丼といえばまさに「男の中の男の料理」的な感じですね(笑)

牛丼、親子丼、目玉焼き丼、カツ丼。でも今日はさっとできる三色丼。

 

材料

・玉子

・合い挽きミンチ

・デンブ

・ご飯

・日本酒

・醤油

・砂糖

・塩コショウ

・サラダ油

 

1)まずは炒り卵を作ります。玉子に日本酒少々、醤油少々、お砂糖少々を入れて、フライパンに油を引いて熱したら、玉子を投入して強火~中火でさっと炒ります。

 

2)玉子は適当にさらに取ったら、次はひき肉。もう一回油を敷いて熱したフライパンにひき肉投入。塩コショウ、日本酒、醤油で味付け。

 

3)丼にご飯を盛って、炒り卵、ひき肉、デンブを盛ったら出来上がり!!

 

お肉を炒めるときに生姜汁を入れても良いと思います。

 

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