昨日、本日の朝日新聞の財務省内の文書に関する報道。

 

朝日の書き方で違和感があるのが、「文書を入手」ではなく「文書を確認」としていること。

この書き方は普通、朝日が文書を誰かに見せてもらったことを意味する。

 

文書を持っているのは、捜査をしている検察と、財務省内部、会計検査院のいずれか。

そのどこかから見せてもらった(リークを受けた?)可能性が強い。

(※ただ、朝日は現物を入手しており、持ち駒として隠している可能性もゼロではない。)

 

そして、文書の「改ざん」ではなく「書き換え」としているところ。

朝日の指摘は、『学園側との交渉の経緯をまとめた「調書」』において、国会議員に示されたものの文言が、当初の文書では「要請」であったものが「申し出」に変わっているなどというもの。

 

この「調書」とは、朝日が指摘する文書群において「別紙」となっているもので、決裁文書において別添扱いとみることもできる。

 

財務省が、決裁に直接関わりのない資料として、国会議員に提示するにあたり文言を精査し修正したとみることもできる。

 

そうであった場合、こうしたことが法令上許容できるものなのか、できないものなのかという焦点になる。

 

ここまで朝日の記事が事実ならばという観点で述べてきたが、いずれにしても昨年の問題発覚直後から、私は政治家が国有地取引に入り込む余地はなく、財務省内部で何があったか、財務省と森友側で何があったかに行きつくと事実と証拠をもとに述べてきたが、その方向に報道も収れんされようとしている。

 

 

『土地の賃貸と売却契約の決裁文書、書き換えか 森友問題』(朝日新聞)

https://www.asahi.com/articles/ASL325G3ZL32UTIL049.html?iref=comtop_8_01