それにしても西陽がまぶし過ぎた🌇
太陽が出ていて日中はもはや暑かったですね🥵
私も含め、みなさん上着を脱いでいました。
順位表をおさらいしましょう。
1位 流通経済大(33)
2位 拓殖大(32)
===自動昇格===
3位 関東学院大(28)
4位 東洋大(25)
5位 産業能率大(23)☆
6位 神奈川大(17)
7位 日本体育大(16)☆
8位 東京国際大(13)
9位 立教大(12)
10位 日本大(11)
===自動降格===
11位 明治学院大(10)
12位 青山学院大(10)
☆は未消化試合数。
流通経済大は昨年、16年ぶりの2部降格。
今年は実質的に、湘南ベルマーレを率いてルヴァン杯も制した曹貴裁コーチが指揮を執っている。
どんなサッカーをしているのか興味がある。
日本体育大とは縁がある。
中学3年間の体育の先生が日体大出身だったからです(笑)
保健の授業は9割日体大のときの面白エピソードを聞いて、みんなでゲラゲラ笑って授業が終了した(笑)
集団行動とエッサッサが有名ですね。
ちなみに、「にほん」ではなく、「にっぽんたいいくだいがく」と読みます。
流通経済大学
GK 22 北川 空 2年 180/73 三重
DF 4 野々村 鷹人 4年 183/73 綾羽
10 伊藤 敦樹©️ 4年 183/72 浦和Y
2 河西 守生 4年 165/60 流経大柏
3 佐々木 旭 3年 179/64 埼玉平成
MF 14 安居 海渡 3年 174/69 浦和学院
7 菊地 泰智 3年 160/56 流経大柏
27 丸山 優太朗 1年 169/62 清水Y
6 佐藤 響 3年 168/65 水戸啓明
26 加瀬 直輝 2年 164/50 尚志
FW 18 熊澤 和希 2年 180/66 流経大柏
日本体育大学
GK 21 河畑 光 3年 186/82 浦和Y
DF 19 深川 大輔 3年 181/74 千葉U-18
24 草地 勇輝 4年 180/74 山梨学院
2 菅 颯馬 3年 171/65 磐田U-18
5 三浦 颯太 2年 178/71 帝京
MF 7 小林 真鷹 3年 176/64 FC東京U-18
4 弓削 翼 3年 177/73 浦和Y
11 大曽根 広汰 3年 167/64 川崎F U-18
8 伊藤 純也©️ 4年 174/67 FC東京U-18
FW 14 河村 慶人 3年 174/72 近畿大附
10 飛鷹 啓介 4年 181/73 JFAアカデミー福島
結論から言うと、両チーム共に戦術的負荷の高いハイレベルな試合となりました。
前半10分、流通経済大は速攻から右サイドを抜け出した佐々木旭が敵陣深くから折り返すもGK河畑光に弾かれてしまう。
しかし、このこぼれ球を丸山優太朗が詰めるも再びGK河畑光の右足ブロックに遭ってしまう。
さらに跳ね返りを菊地泰智が詰めるも、このシュートも三度GK河畑光のブロックに遭ってしまう。
⚪️流通経済大は「さすが曹貴裁が指揮するチーム…」というサッカーを展開していた。
まず、コーチングがほとんど無い。
これは良い意味で、「言わなくとも動きが分かり合えている」という感じで、攻撃面でもパスがぽんぽんつながっていた。
守備は鹿島っぽくて、ゾーンが広い。
センターバックには強さと速さと賢さが求められる。
「育てる」という意味では、能力研磨が欠かせなくなるので良いですよね。
戦術ボードを使っての策士ぶりと、熱さも失っておらず、安心しました🔥
前半17分、流通経済大は佐々木旭のクロスをファーで野々村鷹人が頭で折り返すと、
最後は丸山優太朗がビシッと鋭いシュートを放つも、GK河畑光のブロックに遭ってしまう。
🔵日本体育大の布陣を見て「ん?どうなってる?」と戸惑った。
それもそのはず、マンツーマンディフェンスを採用していたからだ。
マンツーマンディフェンスを久しぶりに見ましたね😳
前の5人がマンマークで、アンカーの小林真鷹(マオ)が余ってカバーシャドウ的にハメていく。
立ち上がりから「上手くハマっているな」という感じで、流通経済大のビルドアップを妨害できていた。
すると前半34分、
[流通経済大学 0-1 日本体育大学]
🔵日本体育大はマンツーマンでボールと敵を基準点に動くため、
ポジティブトランジションではどうしても味方同士の距離感が遠かったりするため、スピード感に欠けてしまっていた。
その欠点を解消したのが、河村慶人の存在だ。
👦🏻日本体育大の河村慶人は、「強くて、速い」いかにも体育大学の学生というアスリート色の強い選手だった。
スピードでブチ抜けるし、引っ張られてもぐいぐい前へ行こうとするしで、一対一はもうファウルでしか止められないという感じだった。
彼の足の速さが、ポジティブトランジションの切り替えの遅さを解消していましたね。
彼に限らず、攻撃面は「とにかく縦に速く」で、ドリブルもスピードで縦にぶっちぎれ、という感じだった。
あと、彼は近畿大附属なんですね。
近畿大附属は何故か毎年、身体能力の高い選手が一人はいますね😳
流通経済大の野々村鷹人との関西出身バトルも見応えがあった。
試合は日本体育大リードで後半へ折り返す。
⚪️流通経済大は後半から4人(加藤千尋、満田誠、齊藤聖七、仙波大志)を投入して、布陣がこうなる⬇︎
日本体育大のマンツーマンディフェンスを攻略すべく、人を密集させて3人目が抜け出すという技を多用していましたね。
ごちゃごちゃした中を抜けられると付いていけないですもんね。
あと、佐々木旭と佐藤響をスイッチさせていた。
後半27分、流通経済はコーナーキックから仙波大志が右足のインスイングで入れたボールをニアで安居海渡が頭で合わせると、
ふわりとした山なりのシュートが枠内を捉えるも、ライン上で草地勇輝が頭でクリアする。
👦🏻流通経済大は伊藤敦樹主将が、余裕すら感じるほど落ち着いたプレーを見せていた。
「プレーを間違えない」というタイプで、とにかく集中力が高くてミスをしない。
味方の立ち位置を考えながら動けるから、どこで起用されてもすんなりと馴染める。
中盤でボールを受けても首振りによる認知から、くるりと反転して展開したりするし、
攻撃面でも味方を追い越す3人目の動きで敵陣深くまで入っていったり、効果的な動きができる。
浦和入団内定ということで、器用貧乏っぽくなって欲しくないなと。
センターバックだけどシーズン2桁取る、みたいなスケールの大きい選手になって欲しい。
すると後半40分、
[流通経済大学 1-1 日本体育大学]
👦🏻流通経済大は佐藤響(キョウ)くんも、走ってきた勢いそのままの強烈なプレスで目を惹きましたね。
一度ターゲットを決めると離さず、ファウルを取られようが喰らい付いていく。
「背番号6のウイングか…」と思って見ていましたが、後半からサイドバックになって「やっぱりそうか」と。
闘犬系の選手かと思いきや、また抜きで風のように抜き去るなどドリブルも上手い。
それもそのはず、数多くのテクニシャンを輩出してきたヴェルディ小山の出身だそうで納得しました。
後半41分、日本体育大は弓削翼がGKが飛び出していることを確認すると、すかさずロングシュートで狙うも、わずかゴール左へと外れてしまう。
観客席から「うおお…」とどよめきが起きるほどの素晴らしいシュートでした。
ここで試合終了。
終盤はやや試合が荒れるぐらい白熱した試合展開となりました🔥
⚪️流通経済大は、もう曹貴裁のチームだった。
何が言いたいかと言うと、「とにかく意識が高い」。
曹貴裁コーチが他の指導者と一線を画すのは、意識付けの部分だと思う。
流通経済大の選手は元々走れるし、強いし、上手かったのだと思うが、
試合で最大値の能力を出せていたかと言うと、「?」マークだったと思う。
そこの意識改革。
曹貴裁コーチは練習から試合に向けて、選手の「やる気スイッチ」を押すのが抜群に上手いのだと思う。
選手達のプレーを見ていてもひとつひとつのプレーに魂が籠っているし、やり切っている。
パス出した後に走る、とか、やっていることは基本的なことだが、絶対にサボらずにやり切る。
結果的に「よく走るな」という印象を与えるし、実際に数的優位を生み出していた。
モチベーターとしてはもう群を抜いている。
やっぱりどこへ行っても闘えるチームを作るなと感心しました。
流通経済大学 1-1 日本体育大学
0-1 前半34分 飛鷹 啓介(弓削 翼)
1-1 後半40分 満田 誠