「これ(東日本大震災の津波)はやっぱり天罰だと思う」

 

「(能登半島地震について)震度6の地震がきたって、ああいう田舎ならいい」

 

「物騒なたとえ話だが、北朝鮮がノドン何号かを京都へ撃ち込んでくれれば、この社会も少しはピリッとする」。

 

「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん」


(皇居に向ってお辞儀する人々を見て)「バカじゃないか」

 

「君が代って歌は嫌いなんだ」

 

「新しい国歌を作ったらいいじゃないか。好きな方、歌やあいいんだよ」

 

「皇室は無責任極まるものだし、日本になんの役にも立たなかった」

 

※※※

 

 一時期、石原と橋下徹がつながったのも、反皇室という要素が大きい。

 

 これは私だけの意見ではない。

 『新潮45』(2013年1月号)では佐伯啓思京都大学教授が、「『維新の会』の志向は天皇制否定である」を寄稿。反皇室、共和主義という点において石原慎太郎と橋下がつながっていることを指摘していた。

 「日本国民と握手できるか分からない」「日本をグレート・リセットする」「能や狂言が好きな人は変質者」と言い放ち、日本、および日本の伝統に対する敵意を隠そうとしない橋下を、アナーキストの石原は自分の若いころに重ね合わせたのだろう。

 

 こんな人間が「保守論壇」でちやほやされていた時代があったのですから、日本は呑気な国だよね。


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