県健康福祉部生活衛生課のN水道企画参事が太子町副町長として議会で同意されたという新聞報道あり。先日、県水道事業のあり方懇話会のまとめを持ってきてくれていた。人事の異動先が空欄だったのでどこに行くのだろうと訝しく思っていたがそういうことだったのか…。二度も副町長人事が議会で否決されるなど太子町政は結構大変というように聞いている。頑張ってもらいたい。

 
鳥取県議会
 
鳥取県行財政改革局業務効率推進課の中村課長から鳥取県の規制改革について話を伺う。
 
基本的には知事のトップダウンで改革が進んでいるようだ。関西広域連合議会の平井知事の答弁を聞いていてもやり手振りがわかる。片山前知事の時代からそれが当たり前のようになっているという。小さな自治体だから出来るという背景も確かに大きいと思うが、県民目線というトップの姿勢も大きい。
 
 
「県内民間企業との均衡を特に重視した独自の給与水準」、「予算の知事一発査定」、興味深い話が聞けた。
 
その後、鳥取県立図書館。
 
鳥取県立図書館が学校図書館支援をはじめた経緯、その方法などについて調査。図書購入予算は平成9年からずっと年間1億2百万円。今年度47都道府県中4位。人口1人あたり予算にすれば断トツの1位だ。片山前知事が「図書館は大事だ」と言って職員の5%給与カットで捻出した予算で図書購入費、図書館司書を増やし、それが今でも続いているという。また、購入した図書を学校の授業で使ってもらえるよう県内の市町村立図書館と県内の小中高等学校の学校図書館の間では相互に翌日図書を受け取れるシステムが整備されている。
 
 
 
 
各学年の授業で使える図書を手にとって見れるようにしている。
 
その後、図書館を見学。離婚や住宅問題など生活のトラブルについての本がどこにあるかを分野別に紹介するコーナーも。
 
 
高齢社会に対応するコーナー
 
なんと大きな文字の本
1冊の本がこれだけ大きくなると6冊に分かれるということで高価になり、個人では手を出しにくい。→図書館に向いているという。
 
最新の治療ガイドライン(医師向け)もある医療・健康コーナー。しかも病気情報は最新版。→日進月歩の病気診療の世界で5年も前の古い情報のものは意味がないという。
 
ここは凄い。かなり勉強になった。
 
その後、岡山県の西粟倉村。村が支援するローカルベンチャーの取り組みについての調査。
 
 
 
 
 
 
 
西粟倉村は知っていたがこうしたローカルベンチャーの取り組みをしているとは全く知らなかった。これにも驚いた。
 
村内は中学校までは良いが、高校になると現在近いところでバスで片道1時間半かかるという。来年から兵庫県立佐用高校も通えるということになると喜んでおられた。小さな自治体の生き残りを掛けた取り組み。これからまだまだ自治体間で差が出てくると思う。
 
その後、姫路に戻る。夕刻、テレビで財務省の佐川前理財局長の証人喚問のニュースを見る。参院では自民党の委員長の冒頭質問にも答弁を控えるなど告発を理由に以降も逃げの一手。一部に期待する向きもあったが、公文書の改ざんをなかったことにして国会で平気で答弁出来る御仁。期待する方が無理だ。しかし、丸川珠代参院議員の特異な質問には苦笑…。この案件では事ここに及んでも内部告発がないようだ。統制が効いている。強い政権だと思う。こうなると大阪地検特捜部に真相を明らかにしてもらう他ない。

夜、困難な件があるということで相談に乗る。具体的な困難な話ではなかった(苦笑)。