今日は朝からサムドン!! | アラベスク&チャイムのブログ

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キム・スヒョン君を語るブログです

 


 夕べは衛星劇場で
 「星から来たあなた」の放送があり
 何度も観てるはずの15・16話なのに
 笑って、泣いて・・・胸がキュン!キュン!!
 ソンイが大怪我して手術した割に
 回復力が物凄く早いのには
 いつ観ても驚きますが(笑)
    いいの!!!
 素敵なドラマであるには変わりない!!
 絶対にいつかノベライズを書いてみせるぞ!!




   
 あ!!でも・・・今日は・・・
 朝から 大好きな「ドリームハイ」の話





 スヒョン君自身 サムドンが一番
 自分に近いキャラクター
だといつも言いいますが
 サムドンのどこがスヒョン君に似てるのか・・・
 それは”純粋”に夢に向かって
 がむしゃらに突き進むところ
だと私は思ってます。

 今回も2011年に書いたドリハイ解説から
 第15話を抜粋して紹介します



  

「ドリームハイ」第15話より


  ヘミが明日 アメリカへ旅立ってしまうというその晩。
  どうしても ヘミをアメリカに行かせたくないサムドンは
 グクと一緒の部屋で 自分のベッドに腰掛けて
 ヘミからもらった ハートのストラップを愛しそうに触りながら
 ヘミのアメリカ行きを留まらせる方法を 思案していた。





 そしてやっと重い口を開いて サムドンはグクに言う。
 「グク。俺には無理だが お前にならできる。」
 サムドンは 男のプライドを捨てて グクに頼んだ。
 「ヘミを引き止めろ!」
 それを聞いたグクは 怪訝な顔をした。サムドンは言う。
 「俺はヘミに 無視されていい。
  ヘミの中にいるのが俺じゃなくて お前でもいい。
  お前が止められるなら 止めてくれ!」
 サムドンは泣きたい気持ちで それを口にしたのだった。





 本当は ヘミを自分のものにしたかったのだが
 それをあきらめて、グクがヘミを捕まえてくれればいいと
 そうサムドンは 結論を出したのだ。
 自分はヘミの傍にいて 
 ヘミを見つめていられればそれでいい。
 ヘミがグクを好きなのなら もうそれで構わないにだと。
 だからグクに ヘミを離さずにいろ!!と頼んだのだ。
 しかし、将来のあるヘミのことを 心から想う大人のグクは
 「止めるべきじゃ・・・ないと思う。」そう言うのだった。







  グクは 幼い頃から両親から愛されずに孤独で育ったから
  自分の気持ちを押し殺して、我慢するという性分が
  身についているのだと思う。
  本当は 自分もヘミに遠くへは行って欲しくはないが
     グクは ヘミがキリン芸高に入学した当初、
  本当はジュリアードへ行きたかったことを
  誰より知っていたから 今回のアメリカ行きが
  ヘミの夢のためになる・・・そう思えばこそ
  グクは 離れがたい気持ちを抑えて、
  グッと我慢できたのだ。
  しかし、サムドンは違う。
  優しい母親に愛情をたっぷり注がれて
  大きくなったサムドンは やはりどこか甘えん坊で、
  自分の気持ちを素直に表現できる 純粋な青年だった。



   




 そして当の本人のヘミも アメリカ行きを深く悩んでいた。
 ヘミは ENGオーディションに応募するために作った
 自分の可能性をPRしたビデオを 
 部屋のマイPCで観てみれば
 PC画面の中で 自分が笑顔で語っていた。
 「コ・ヘミです。1年前まで 声楽を勉強していました。
  スミ・ジョーさんと 共演したこともあります。
  歌手の道へ進路を変更したのは 正直に言うと
  純粋にお金のためでした。歌謡曲は音楽とは呼べない
  ゴミだと 私は思っていたんです。
  でも この1年で学びました。
  歌謡曲で 誰かを応援したり、誰かを幸せにしたり
  誰かを慰めたり出来ることを 私は知りました。
  振り返ると こう思います。
  歌謡曲を馬鹿にしていた私は 
  偏見まみれの三流だったと・・・。
  この1年で 何とか三流を抜け出しました!
  近い将来 私は一流になれると思っています。
  以上 コ・ヘミの可能性を紹介しました。
  ありがとうございました!!」
  PCの中のヘミがお辞儀をした。



 ヘミは 机の引き出しにしまってあった 
 グクから渡された Kのペンダントを出した。
 そして グクが言った言葉が 蘇る。
 「選んだ後は その50を100にするんだ。
  正しい道だったことを 頑張って証明しないと!」


 グクは サムドンから譲られたペンダントを 
 今度はヘミの幸せを願って 彼女に渡していたのだ。
 アメリカへ発つ前日の晩 ヘミはKのペンダントを見つめて
 そして やっと決心がついた顔をした。

 



 そして翌日の朝。
 ヘミはヘソンと父と一緒に バス停の前に立っていた。
 オヒョクとグクの2人も 見送りに来ていた。
 ヘソンは大好きなグクに しっかり手を握ってもらっていた。
 ヘミは少し離れて じっと前を見て考えごとをしている。
 「もう会えないの?」ヘソンがグクに甘えて尋ねた。
 立っていたグクが ヘソンの目線に合わせてしゃがんで 
 ヘソンを見つめて優しく言った。「会えるさ。
 電話で声を聞けるし 会いにだって行けるよ。」
 すると 泣きそうな顔で ヘソンがグクにしがみついた。
 横にいたオヒョクが「サムドンが来ないな。」とつぶやく。
 そして「何考えてる?」オヒョクが ヘミを気にして言った。
 ヘミはそれには答えず、
 掌の中のKのペンダントを見つめた。
 そして言った。「50対50。」ヘミはそう言うと
 ペンダントを強く握りしめて 胸の前に持って行った。
 オヒョクやグクが 何だろうと思っていると
 ヘミはキッと 厳しい目で父を見て「パパ。」と言った。
 やっと父親に 自分の決意を言う 
 勇気を出したヘミだったのだ。


 

 ヘミをバス停まで見送りに行かなかったサムドンは
 家の門の外の石垣に腰かけて 
 ヘミのストラップを触っていた。
 初めて出逢った時に ヘミからもらったハートのストラップ。
 サムドンにとっては 
 それは愛しいヘミの分身のような存在だ。
 しかし現実は 
 
ヘミは自分の手の中にあるストラップのようにはいかず 
 今日 自分から遠く離れて いなくなってしまうのだ。
 それはやはり サムドンには 耐えられないことだった。
 悲しみに暮れていると また、サムドンの耳が壊れた。
 耳鳴りがサムドンを襲ったのだ。
 サムドンは やっぱりダメだと思った。
 ”ヘミがいないと耐えられない!!”心が悲鳴をあげた。
 サムドンは腰をあげて 坂道をとぼとぼ歩きだす。
 坂道でどんどん歩く速度が増して 
 そして思い切り走りだした。
 サムドンは懸命に走って バス停が見える歩道橋まで来た。
 歩道橋の上からヘミが見えた。
 しかし、すぐにバスが来てしまう。
 遅かった!!バスに隠れて ヘミが見えなくなった。
 サンドンは歩道橋を降りて そのバスを必死に追いかけた。
 サムドンの足は 風のように速かった。
 バスに追いついて 並行して走るのだが 
 中のヘミが探せない。
 そのうちバスは サムドンを引き離して行ってしまう。
 バスの後を それでも必死で追いかけるサムドン。
 どんどん遠くなって行くバスに向かって サムドンは叫ぶ。
 「ヘミ!!ヘミ!!・・・行くな!!行ったらダメだ!!」
 ヘミに届けと 声の限りにサムドンは叫んだのに
 バスは無情にも サムドンを残して去ってしまった。
 「ヘミ~~~! 」サムドンは大絶唱して 力尽きてしまう。
 道路に そのまま崩れ落ちたサムドンは
 子供のように 泣きじゃくる。
 「お願いだ、行かないでくれ・・・行くな!!」とわめいて
 号泣しながら 掌のハートのストラップを見つめ
 そしてそのストラップを ギュッと強く握りしめる。
 サムドンにとって ヘミの化身であるストラップに
 「行くな・・・行くな。」とつぶやいて、彼の涙は止まらない。
 車が脇を何台も通り過ぎる中、
 サムドンは動くことが出来ずに
 道路にぺったり座りこんだまま 子供のように泣き続けた。
 すると サムドンの肩を 誰かが勢い良く叩いた。
 サムドンが、その手の主を見上げると それはヘミだった。
 「何度も呼んだのに。どうしたのよ。気づかなかった?」
 と言うヘミを 泣き顔のサムドンが、驚いて見上げた。






 ヘミは バスに乗らなかった。
 そして サムドンがバスを追いかけるのを見て
 その後を ヘミも追いかけて来たのだ。
 よろよろ立ち上がったサムドンに ヘミが微笑んで言った。
 「私、行かないわ。ここに残る。」
 しかし、耳が聞こえないサムドンは 
 「何を言った??・・・聞こえないんだ。」
 と、べそをかいたまま、ヘミに言うのだった。
 ヘミは サムドンの頬を両手で優しく挟んで 
 まるで母親が 幼い子供に言うように
 「い か な い」と ゆっくり話した。




 そのヘミの口の動きを読んだ サムドンが驚いて
 「行かないのか?」とヘミに尋ねる。そしてうなづくヘミ。
 ヘミに頬を触れられたまま 
 サムドンはまた「行かないのか?」
 と念を押して聞き、もう一度ヘミは 可愛くうなづくのだった。
 するとサムドンは 嬉しさのあまり 
 ヘミを強く強く抱きしめて またまた号泣するのだった。
 サムドンはヘミをしっかり抱いたまま 泣きながら言う。
 「思ったとおりだ!!お前のことは 誰よりよく知ってる。
  お前が 行くわけない!!」
 サムドンに抱きしめられながら ヘミは思った。
 ”ああ 私は こんなにサムドンに愛されてたんだ。
  そして サムドンには 私が必要なんだわ!”
 ヘミの母性愛が またまた大きく膨らんだ瞬間だった。(笑)
 そして、自分に一途なサムドンに
 抱きしめられている自分を 
 ヘミは 心から幸せに思うのだった。



 結局、サムドンとグクの男と男の勝負で
 サムドンが勝利を勝ち得たのは この瞬間だったと思う。
 グクの大人びた深い優しさの愛よりも
 素直でまっすぐで、純粋なサムドンの愛が
 ヘミのハートを射止めることが出来たのだ。




 いかがでしたでしょうか?
 アラベスクの”勝手なドリハイ解説”でした!(笑)
 で・・・今日は明後日に参加する演奏会のために
 午後から晩までずっと用事が入ってまして・・・
 帰宅も遅い予定なので 
 ブログにいただいたコメントへのお返事は  
 明日になるかもしれません。
 その旨、よろしくお願いいたします。