男子新体操 シルク・ドゥ・ソレイユ 「ONE」への道 ① ~2/25放送 笑ってコラえて~ | すぴん@ラスベガスと大自然の旅

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先日、何気に録画しといた「笑ってコラえて」を見て、

めっちゃ感動したので、せっかくだから記録しとくことにした。音譜

 

普段この番組は見ない方が多く、この時はたまたま

SMAPの中居君が出演するってことで録画しといたんだけど。苦笑

 

後で見たらば、

大好きなラスベガスネタも仕込まれてるじゃないのぉー!ラブラブ

 

 

しかも全然知らなかった情報で、驚いたこともあるし、嬉しかったり、感動したりと

中々良い内容だったため、番組の流れそのままベタ打ちしてみました。チョキ

 

この番組を見た方も多いかもしれないが、

見なかったベガスファンの方にも、なんとなく理解して頂ける嬉しいな。LOVE

 

 

では。

 

大筋としてはタイトル通り、日本人男子で新体操出身の田原(たばる)君という人が、

ラスベガスで行われているシルク・ドゥ・ソレイユの人気ショー!

 

マイケル・ジャクソンの「ONE」に出演するまでの道のりと、

今現在を追った内容です。

 

 

我が家的に、「ONE」は騒ぎが収まった頃に

のんびり観よぉ~って思ってただけで、日本人が出演してるって全然知らなくてビックリマーク

 

しかも1人だけじゃなく、

7人も出演してるって事実を今の今まで知らなくてーービックリマーク

 

 

ずっと私のブログを見てくださってる方は知ってると思いますが、

日本人がベガスで活躍してるってだけでも、なんかめっちゃ嬉しくなってしまう我が家。

 

それだけで応援したいし、同じ日本人として誇りに思うし、

出演してる作品は絶対見たいし、お店を経営してたら絶対寄りたいって思うわけで。LOVE

 

この番組のおかげで、次回のベガス旅行で観るショーは、

絶対に「ONE」だぁーーって心に決めたヨ!ラブラブ

 

 

何も知らずに観るのと、

あの場面のあのパフォーマーが日本人なんだって思って観るのとじゃ

自分の中では感動度が全然違う。ドキドキ

 

そこまでの道のりを知ってると、さらに胸に響くアツさが違うと思うんで、

偶然でもこの番組を見れてラッキーって思った。あひる

 

ということでぇ~

 

番組の流れをまんまマネてみたのだが、

やはり動画と、静止画&文字だけではちょっと分かりにくいかもですが、

ご興味ありましたら見てくださいまし。Skype

 

 

さて。

 

放送的には30分ぐらいはてなマーク

 

だったけど、文字と画像で再現するとけっこう長くなるんで、

2回で分けてお届けします。苦笑

 

 

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2015年2月25日放送

 

笑ってコラえて!2時間スペシャルより

 

「笑コラがいち早く紹介、世界で輝くアスリートたち」というコーナー



~男子新体操編~


 

(以下、番組のとおり)


※出演者の文字色

 ・ナレーション

 ・取材した女性AD

 ・元 神埼清明高校キャプテン田原丈嗣 君(コーナーの主役)

 ・元 小林工業秀峰キャプテン 日高 祐樹 君(田原君のライバル)

 ・その他メンバー


 

 

(スタート)

 

番組が彼に出会ったのは7年前のこのコーナー


「男子新体操の旅2008 インターハイスペシャル」


取材したのは男子新体操の団体。


  


女子新体操と違い


種具を一切使わず、体ひとつで表現する究極の団体スポーツ。



 

その年のインターハイで準優勝に輝いた強豪。


佐賀県 神埼清明高校キャプテンが


当時高校3年生の田原 丈嗣 (たばる じょうじ)君だ。


彼はバク転や宙返りなど「タンブリング」と呼ばれる


大技を得意としていた。




そんな彼が


当時我々にこんなことを語っていた。


「「かなりたい職業とかはないの?」 (AD)


「若干すけど」 (田原)


「うん」


「ちょっと サーカス団員になりたいなって思います」





なんと彼はその夢をかなえていた!!


そのサーカス団はっ!


シルク・ドゥ・ソレイユ (CIRQUE DU SOLEIL)



 

田原くんが出演しているショーの映像はこれだ!(↓)

 


ジャンプを決めるのが彼だ。 (↓)



男子新体操 特有の動きも。


(オフィシャルPVは↓こちら)



 

カッケ~~~音譜


(ということで・・・)



 

会いにいっちゃおっ!音譜


スタッフはアメリカ、ラスベガスへ飛んだ!


  


空港に降り立つと・・・



「あれ!」


「マイケルジャクソンのやつじゃないですか?あれ。」(↓)



田原くんが出演しているショーのPRビデオだ。(↑)



「あぁ~!」


「あれ田原くんじゃない!?」ラブラブ




 

田原くんも一瞬映っている。



このショーの名は「マイケルジャクソン ワン」


マイケルの曲をパフォーマーが表現する異色のショーだ!



さらに。


モノレールにも「マイケルジャクソン ワン」の広告が。(↓)


 

するとっ!



「あっ!」


「これ田原くんじゃない!?」 (↑)



 

皆さんには全く分からないだろうが


7年前に取材したスタッフにはすぐに分かった。



さっそく「マイケルジャクソン ワン」が公演されるマンダレイベイホテルへ



シルク・ドゥ・ソレイユ広報の方に挨拶すると


今回特別にショー前の田原君に会えることに。



 

彼は7年前に取材した「笑ってコラえて」を覚えているだろうか。




(ドアをノック) 「失礼しまぁ~す!」


「あっ!」


「こんにちはぁ~」



「あぁ~、お久しぶりでーーす!」


「あ~、お久しぶりでーす。」


「ジョーージィ~~~」 (ハグ)


「懐かしい、あはは」



 

「わぁ、こんにちは」 (おじぎ)


「こんにちは」 (おじぎ)



こちらが夢をかなえ、世界で輝いている田原丈嗣くん。 (↓)



「なんか、ヘアスタイルも・・・なんかバリっと」


 

「いつも仕事この髪型なんで」(笑)

 

「あっそうなんだ」


 

 

「ちょっと危ない・・・、ちょっとキテるんですよ。」

(オデコを撫でてつつ)

「最近ちょっと気になってきて。ハハハ」(笑)

 

「全然そんな・・・

・・・ちょっとキテるかもしれない。」(2人で爆笑)

 

 

 

「”笑ってコラえて”のこと覚えてますか?」


「覚えてます!」 「ホントに?」


「あの・・・若干。」(大笑)






そこで7年前の放送を見てもらう。


男子新体操の旅 2008 インターハイスペシャル



当時、「笑ってコラえて」は強豪2校を取材。


田原くんがキャプテンの佐賀県 神埼清明高校と、

そのライバル、日高祐樹君がキャプテンの宮崎県 小林工業秀峰高校だ。



インターハイ予選である九州大会で、田原君率いる神埼清明は、

日高君率いる小林を押さえ1位で通過した。


 

「この前、その九州予選で

小林工業に勝った事についてはどう思いますか?」


  


「小林がノーミスで来たんじゃないんで

ちゃんとした勝負が出来てないんで・・・」


 

「・・・・」


(弟が横から小声で) 『気が抜けないです。』


「・・・気が抜けないです。」アハハハ


「弟に教えてもらってる!」


(懐かしい~)



(一方、日高君は)


  


「次は夏(インターハイ)なんで、

この思いを忘れずに絶対頑張ります!」




しかし、当時田原くんは得意とするタンブリングで

大変な問題をかかえていた。


それは、腰椎分離症(ようついぶんりしょう)

 

 


腰椎分離症は、腰椎の一部に過度の負担がかかることで

骨が折れてしまう症状。


  


(腰は) 「大丈夫なの?」


「あっ、けっこう・・・本当は痛いです。」


「絶対、総体(インターハイ)には出る!」


「痛くても出ようと決めたんで我慢・・・するしかないです。」



 

そして迎えた夏のインターハイ






本番前


ライバル小林工業秀峰高校のキャプテン日高君がたずねてきた。


  


「ビックリすんなよ!俺ら」

「ビビんなよお前ら!!」 (懐かしいぃ顔が)


  


お「前らもビビんなよ!俺らのこと」


「お前、足震えよんやっけ!」 (佐賀弁ヤバイっすね)


「震えとらん!」


  


「腰どうなん?あれから」


「注射うった」


  


「注射?」


「俺も耳ケガした。」


(2人して) ブハハハハ



いいなぁ、こうゆうライバルで友達で、相手のこと心配しつつ、

気持ちをラクにさせてあげようとギャグ言うところとか。ホッコリ。(すぴんの心の声)




 

いよいよライバル対決の幕が上がった


まずは田原君率いる神埼清明


  


「組技」と呼ばれる

人が人の上に乗るアクロバティックな大技からスタートだ。


この大ジャンプでイッキに会場が沸く。


 

男子新体操の最大の魅力は「同時性」。


6人が回転の速さ、高さ、着地までを

一糸乱れず行うタンブリングは圧巻!



 


 また「徒手(としゅ)」と呼ばれる手先、足先まで

まっすぐに伸ばす体操の美しさも魅力だ。




その「徒手」の1つである倒立は・・・

(動画に合わせ)

 

なんと1人の手が1歩動いてしまった!



次は、キャプテン最大の見せ場


 

タンブリングからの伏臥だ。


 

 
まずは1年生の力強いタンブリング。


そして腰の骨が折れている田原君のタンブリング。


高さのある豪快な技が決まった!


 



ラストは改良を加えた組技へ。


まずは2段目で絡み、そして3段目へ


見事に決まり、そのままフィニッシュ!





果たして得点はっ!


19.075  (19点乗ったばいっ!


  


文句なしのトップに躍り出た。


 

【参考】 神埼清明高校 2008年インターハイの演技





続いて。


 

ライバル日高君率いる

小林工業秀峰の演技がスタート。


 

 

キャプテン日高君が3段目の選手を下ろすと

人間風車へ。


 

ダイナミックなオープニングが決まった!




続いて、神埼清明が失敗した倒立は

なんとか全員持ちこたえた!


  


演技も終盤


後ろから日高君の華麗な連続技、

さらに華麗なタンブリングが続き、ついにクライマックス。


進化した三段タワーへ



 

2段目がキャプテン日高くん


再び下から上へ、これがからくり人形の二段技だ!


決まったっ!!!


 

【参考】 小林工業秀峰高校 2008年インターハイの演技

 




 
ここまでのトップは、神埼清明の19.075


 

果たして、小林工業秀峰の得点はっ!


 

 

 

  

19.250







 

「きったっ!」

 

「よっしゃ~~」

 

  

 

 

ライバル、神埼清明を抜いて小林が優勝~


田原君率いる神埼清明


 

インターハイ優勝の夢は散った。

 


 


 

「くっそぉ~」


「どげんかせんといかん」


  

 

 


 

当時

 

男子新体操にかける高校生の姿は大きな反響を呼んだ。

 

しかし、これほどまでにアツイ競技にもかかわらず、

男子新体操は日本にしか存在しない。

 

  

 

また、その競技人口は女子新体操に比べ格段に少ない。

 

  


そのため、高校生3大大会の1つである

「秋の国体」は、この年をもって競技から外された。

 

 

以上、前編終了。

 


男子新体操という競技についてや、

7年前の田原君と日高君のライバル対決をお届けしました。

 

 

そして後編は。

 

日本にしかない男子新体操を

どのようにしてシルク・ドゥ・ソレイユの関係者が知るキッカケになったか。

 

そこには田原君と日高君の見えない絆が。

 

 

さらに、シルク・ドゥ・ソレイユに入団後、

どのようにして作品を仕上げるまでに至ったか。

 

そして輝かしい舞台に立つ田原君に対し、

日高君は今!?

 

などなど、

いよいよ感動のラスベガスでの奮闘編です!

 

つづく あひる