九州新幹線鹿児島ルート部分開業とJR鹿児島中央駅改称10年を記念するイベントが8日、鹿児島市中央町の同駅であった。

県出身で観光PRの「薩摩大使」を務めるアイドルグループ「AKB48」の柏木由紀さん(22)が列車出発を合図。駅東口の広場では音楽ライブや焼酎の試飲販売などがあった。


同ルートは2004年3月13日、鹿児島中央-新八代(熊本県八代市)で部分開業。鹿児島中央駅は同日、西鹿児島駅から改称した。11年3月12日には、博多(福岡市)まで全線開通し、山陽新幹線と直通運転も開始。

鹿児島中央-熊本の乗客は、部分開業前の特急利用者の1日4千人が、部分開業後は9千人、現在は1万4千人に増えた。在来線も合わせた鹿児島中央駅の利用客は現在1日4万人で、JR九州では博多、小倉(北九州市)に次ぐ。



柏木さんは「薩摩大使」のたすきをかけ、新大阪行き新幹線「さくら554号」を手を上げて見送った。柏木さんは「西駅(西鹿児島駅の愛称)の時代から駅前商店街をよく利用した。AKBの多くのメンバーを新幹線で鹿児島に連れてきたい」と話した。

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