この楽しさ、スーパーヒトシ君級。Wii「宝島Z バルバロスの秘宝」 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)


■Wii:「宝島Z バルバロスの秘宝」

人気シリーズと共にオリジナル新作の開発にも意欲を燃やしている
カプコンから、実にWiiらしいアドベンチャーゲームが登場する。

【あらすじ】

埋もれた財宝を求めて海賊達が活躍する世界。
海賊なら誰もが知っている憧れの島があった。
その名は「宝島」。
かつて、世界を股にかけて大暴れしていた大海賊バルバロスが
手に入れたお宝を隠したと言われている島。
世界中の財宝が埋まっているはずの「宝島」だが、
未だに辿り着いた者はいない。

ある日、「宝島」に憧れる見習い海賊のザックが
世にも不思議な「しゃべるどくろ」と出会う。
どくろは自らをバルバロスと名乗り、ザックにこう告げた。

お前を「宝島」に案内してやろう。
ただし、私にかけられた呪いを解き、元の姿に戻してくれれば、だ。

宝島を目指し、ザックの大冒険が始まる。


タイトルとスクリーンショット、発売メーカーなどから
アクションアドベンチャーだと勘違いしている方もいるかも知れないが
「宝島Z」はWiiリモコンをフル活用したアドベンチャーゲームである。
呪いにより世界中に散らばったバルバロスの体「バルバロスパーツ」を
全て集めてバルバロスを復活させ、伝説の「宝島」へ行くことが目的。

全体の雰囲気は、「ワンピース」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」といった
最近人気の海賊モノというよりは、「天空の城ラピュタ」「未来少年コナン」
「ふしぎの海のナディア」あたりの、少し懐かしい冒険活劇モノに近い。
力ではなく知恵で難関を乗り越えていくあたりは
「小さなバイキング ビッケ」を彷彿・・・20代以下にはさっぱり分からんな。

システムとしては、「レイトン教授と不思議な町」のように
ストーリー進行に合わせて要所要所に謎解きが配置されているタイプだが、
ストーリー部分と謎解き部分が分離してしまったようなちぐはぐ感はなく、
極自然に混ざり合っている。
アクション要素のない「ゼルダの伝説 風のタクト」と言った方が分かり易いか。

宝島Z
■Wii:「宝島Z バルバロスの秘宝」

ゲームの基本は、Wiiリモコンを使って画面を調べまくること。
ポインタの色が変わる部分を見つけて調べる→ヒント発見→
どうすれば良いかを考える→ひらめく→クリアでひと区切りとなる。

(例1)
ヘビに向かってハンドベルを振る→ヘビがマジックハンドに変身
→マジックハンドを使って手の届かない場所のアイテムを入手。

(例2)
大鍋に睡眠薬を入れる→銅鑼を叩いて原始人達を呼ぶ→
原始人達が食事をして眠る→その隙にアイテム奪取。

などなど。
画面中のアイテムやキャラクターの動きに
しっかりと意味が込められているため、「こんなの気付くかよ」といった
理不尽な謎解きは(少なくとも私がプレイした範囲では)ない。
注意深く観察しなければ見つけられない仕掛けも多いが、
その分、ひらめいた時の快感もかなりのものだ。

ハンドル、笛、ノコギリ、鍵といった様々なアイテムに
Wiiリモコンを「見立てる」というシステムは、DSの特性であるタッチペンを
いかに自然な形でアドベンチャーゲームに取り込むかを目指した
「アナザーコード」や「ウィッシュルーム」に通じるものがある。
驚かされるのは、「宝島Z」は1作目にして模索段階を卒業し、
確固たるスタイルを確立していることだ。
導入部分のチュートリアルも親切で操作も簡単、グラフィックは丁寧。
斬新ながら馴染み易い、万人向けのゲームに仕上がっている。

オリジナル新作ということで今はまだ認知度も低く、
Amazonランキングでも苦戦中だが
カプコンからサンプルを手渡された任天堂が絶賛、
プロモーション部分でバックアップすることが決定した。
また、10月26日に創刊される「ケロケロエース」(角川書店)にて
3号連続でコミックが連載されることも決定。
さらに、ナゾトキ案内人として草野仁氏を起用。
氏が司会を務める「世界ふしぎ発見!」周辺の他、
アニメ、バラエティ番組を中心にスポットCMを投下することも決定している。
体験版も制作されているので、
東京ゲームショウあたりで配布されるのではないか(あくまでも予想)

発売日が「スーパーマリオギャラクシー」の1週間前であることや
年末並みに話題作の密集している10月25日であることは
大きな不安要素だが、Wiiらしさを上手く活かした良作なので
多くの方に触れてみていただきたい。

この記事のURL
http://ameblo.jp/sinobi/entry-10046122319.html


*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:宝島Z バルバロスの秘宝
  メーカー:カプコン
   発売日:2007年10月25日
    価格:6,090円(税込み)
 公式サイト:http://www.capcom.co.jp/takarajimaz/
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