ゴッホの”ひまわり”全部見てみよう | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。

夏です! 夏と言えば ”ひまわり”

ひまわりと言えば ”ゴッホ” ざんすね。

ゴッホの傑作 ”ひまわり” は切り花などの作品を除いた、

「花瓶に挿されたひまわりをモチーフとした絵画」と定義すると

7点が制作され、6点が現存していますが、

今回、ごっこスーラは失われた作品も含めて7点すべてアップしてみました。

さあ、ご一緒に鑑賞して夏を満喫しましょう\(^O^)/


個人蔵ひまわり
No.1   3本のひまわり (油彩・1888年8月)
個人蔵 アメリカ
最初に制作されたと伝えられている作品。


No.2  *2番目に制作した作品は日本で戦災により、2045年8月に焼失。


これについては、最後に記述します。



ミュンヘンひまわり
No.3   12本のひまわり (油彩・1888年8月)
ミュンヘン ノイエ・ピナコテーク
3番目に制作され、ゴッホのひまわりの基本ともいえる作品。
自分でも大変気に入り、その後もひまわりを描き続けたという。


14ロンドンひまわり
No.4   15本のひまわり (油彩・1888年8月)
ロンドン ナショナルギャラリー
No,3の「12本のひまわり」(ミュンヘン)を発展させて
制作した4番目の作品とされる。

14東京ひまわり
No.5   15本のひまわり (油彩・1888年12月)
東京 損保ジャパン東郷青児美術館
アルルにやって来たゴーギャンの部屋に飾るためにNo.4の
ロンドンの作品を模写したもの。
模写といっても、ゴッホ本人が描いている本物だから、
購入価格は58億円もしたのだ。(1987年当時)


14アムステルダムひまわり
No.6   15本のひまわり (油彩・1889年1月)
アムステルダム ゴッホ美術館
ゴッホが「耳きり事件」後にNo.4の東京作品を模写して描いたものと
考えられている。(模写の模写だね、ま、みんな本物だけどね、
それに、細部や色などもかなり違っているよ。)


フラディルフェアひまわり
No.7   12本のひまわり (油彩・1889年1月)
アメリカ フィラデルフィア美術館
No,6のアムステルダム作品と同時期に、No.3ミュンヘン作品を
模写して描いたものとされる。


そして、No.2の戦災で失われた作品がこれ↓


失われたひまわり
N0.2   5本のひまわり<芦屋ひまわり>(油彩・1888年8月)
複製:武者小路実篤記念館蔵

夢の”白樺美術館”の設立を考えていた武者小路実篤の依頼で
青年実業家山本顧彌太が購入、しかし、関東大震災と世界恐慌の
影響で美術館構想は実現しなかった。絵は顧彌太の芦屋の実家に
あったが、1945年8月6日未明の阪神地方の大規模空襲で焼失した。
(×_× 泣)

武者小路とひまわり

ひまわりをバックに座る山本顧彌太と武者小路実篤(右)
武者小路記念館蔵


いかがでしたか?

ゴッホのひまわりについて受け売りウンチクはやまほど書けますが、

せっかくの7点もの名作で満腹かと思いますのでやめておきます。

(陰の声:いい心がけだね)

では、”ゴッホのひまわり”に元気をもらって、

この夏を乗り越えましょう。(^O^)/元気でね~


お知らせ:ひまわり効果でごっこスーラは元気になっていますが、
パソコンが調子悪く夏休み(修理)をくれと言っています。
そんなわけで、しばらくお休みさせていただきます。
でも、回復したらまたアップいたしますのでよろしくお願いします。<m(__)m>


    
    (ゴッホの”ひまわり”全部見てみよう・了)