世界が韓国に文化財を貸さない理由 | 大放言・毒を吐くブログ アメーバ版

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※唐津市の鏡神社所有の重要文化財・楊柳観音像。

韓国では12月にかつて朝鮮半島に存在した「高麗」王朝時代の文化財を集めて展示する「大高麗展」なる展示会を企画しているらしい。上記画像の仏画もその一つで「高麗仏画」と呼ばれる作品群に属するらしい。

現存している「高麗仏画」は160数点しか確認されておらず、しかもその内100点以上は日本にあるらしい。その理由は韓国では「日本による略奪」としているが、実際はその後成立した「李氏朝鮮」が仏教弾圧を行った為だと言う。

※この「水月観音図」も日本で発見され、韓国人が購入して現在は韓国にある。

そう言う事情もあって、この「大高麗展」を行うには日本の協力は不可欠なのだが、日本側は貸し出しを拒否しているのだと言う。実はその理由は後述する通り明白なのだが、そういう「自分達に都合の悪い事実」を伏せて「他者に責任転嫁」するとこういう記事が出来上がる。



記事を読む限りでは日本側が韓国に文化財を貸さない理由を

「韓国人窃盗団が対馬の仏像を盗んで返さない」

為、とし、その非を認めつつも

「文化財の貸し出しを許可しない日本政府は器が小さい」

と、結論している。だが、この記事を書いた記者は実態を全く知らずにこの記事を書いたか、それとも意図的に「日本に責任転嫁する」悪意で重要な事実を伏せて印象操作を謀ったか、のどちらかであろう。何故なら半年以上も前の2月の段階でこの様な記事が公表されているからだ。


韓国に文化財貸し出しを拒否している国は日本だけではない。フランスや台湾も同様に

「韓国に対する文化財貸し出し拒否」

を行っていると言うのだ。勿論例の

「対馬の仏像盗難事件」

で、所有者の観音寺が返還請求しているにも関わらず韓国の裁判所は所有権を主張した韓国の寺への引き渡しを命ずる判決を出した。盗難された文化財の返還は国際法上の義務なのだが、韓国はその国際法を平然と無視した。この為、世界では

「韓国に文化財を貸したら返って来ない恐れがある」

と言う懸念が共通認識となり、どの国も韓国には「自国の宝」である文化財を貸さなくなった、と言う訳だ。

※それが韓国への世界の共通認識。

だが、問題はそれだけではない。国同士の文化交流は行われて然るべきだが、殆どの国は

「文化財差押え防止」

の国際条約に加入する、または自国法で文化財を差押え対象にしない事を明確にしているのだが、韓国に限ってはそういう法体系が出来ていない「文化財保護後進国」なのである。それを承知で韓国に文化財を貸す、と言うのは

「借金を踏み倒した前科のある相手に大金を無審査無担保無保証人で貸し付ける」

に等しい愚行でしかない。従って世界各国が「韓国に文化財を貸さない」と言うのは当然の成り行きでかつ、常識的な対応なのである。

その事実を知らずにこの記事を書いたのであれば記者として調べが足りない。己の不明を恥じて貰うよりないが、知っていながら結論を「日本が悪い」とする為に意図的に事実を伏せているのであればこの記事は

「フェイクニュース」

と断じても差し支えなかろう。流石韓国、事実よりも「反日」が重要らしい。

例え韓国が「文化財差押え防止」の法整備を終えたとしても文化財を貸す必要は皆無である。対馬の仏像を即時無条件で返したとしても同様だ。何せ韓国は「法があっても国民情緒で法を覆す」人治国家である。法の存在は韓国に限っては抑止力にならない。

対馬の仏像だけではない。韓国が国際法を無視して日本から盗んだ物の一つに竹島がある。竹島も含めて日本から盗んだ物を全て即時無条件に返還して初めて「スタートライン」である。そうしない限り「大高麗展」が失敗に終わっても日本の知った事ではない。

※日本は自国に影響がない限り関わるべきではない。

法もなければそれがあっても守られる保証さえない。それが韓国に対する「世界の見る目」である。都合の悪い事を日本のせいにする前に先ずは己の立ち位置を見るべきであろう。それが出来ないならメディアとして意味はない。この記事、前提からして「間違っている」のである。