以前の記事で取り上げましたが、東急バス「都立01」廃止と「渋55」路線短縮の報に接し、これは静かな雰囲気の今のうちに記録しておきたいと思いました。

そこで、管理人も「渋55」に乗ってみることに。

 

「渋55」の乗り場は、かつて「渋34」が出発していた西口の「渋谷フクラス」の側にある7番乗り場。ここは渋谷フクラスには直結しているのですが、JRなどの渋谷駅からは遠い場所にあります。

 

以前は「渋34」が発着していた

 

「渋34」が来なくなったことで、かつての長大路線「渋33」は、その大半が失われたという印象です。かつては池上営業所の車が渋谷駅に顔を出していたものですが、来年でその池上の車が渋谷駅に来なくなって40年となります。月日の流れはかくも早いものか(´・ω・`)

 

バスがやってきました。当初は「渋谷駅」の表示でしたが、その後ほどなく「幡ヶ谷折返所」に切り替えられます。

 

LEDが切れた(´・ω・`)

 

せっかくの表示ですがLEDが切れました(´・ω・`)

 

以下は、リアと側面の行先表示。こちらは余計な説明は不要でしょうから、ノーキャプションでいきましょう。

 

 

 

かつては都心直通路線「東85」として栄華を誇ったこの系統も、都心部カットと都営バスとの共同運行を止めてから、その栄華も色褪せた感があります。特に今回、東北沢駅-幡ヶ谷折返所間がカットされてしまうと、ほとんど渋谷区のコミュニティバスと化してしまうような。

 

車内にも路線カットの案内がありました。

 

末端の3停留所がカットされる

 

バスは発車すると、国道246号の坂を上っていき、道玄坂上で右折して旧山手通りに入ります。道玄坂上での右折は、他の系統、例えば「渋51」などと同じですが、「渋51」などが旧山手通りに入ってすぐ左折し淡島方面へ向かうのに対し、「渋55」は旧山手通りを直進、山手通りと合流します。

そして東大前の手前で左折し、渋谷区富ヶ谷と目黒区駒場の境目を走ります(道路自体が渋谷区・目黒区の境になっている)。

 

東北沢駅に至る前後の区間では、道路の拡幅工事が行われている最中。これがもっと早く実現していたら、「渋55」の命運もまた違ったものになったのでしょうか。

 

道路予定地が柵で囲まれているのが見える

 

東北沢を過ぎると、来年3月いっぱいで廃止される区間に突入します。廃止されるバス停は、大山町、消防学校前、幡ヶ谷折返所の3か所。

管理人は、これら消える3停留所を記録するという意味で、バス車内の案内表示を撮影しました。こちらも3点をノーキャプションで。

 

 

 

 

終点の幡ヶ谷折返所は、閑静な住宅地の中にあり、京王線の幡ヶ谷駅は徒歩圏内ではあるものの、若干の距離があります。

 

到着

 

終点で降りたのは、管理人の他に数人だけ。渋谷駅では10人くらい乗車しましたが、いずれも東北沢までに下車。最後、特に廃止となる区間の乗客は管理人も含めて3人以下だったので、なるほどこれではカットもやむを得ないと思ったことです。

 

以上で前編を終了。

後編はこちら↓