皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
TVのCMで最近よく目にする、消臭除菌剤!
これらは本当に必要なものなのでしょうか?
皆さんは、いいもの、安全なものと思って使っていらっしゃるのでしょうか?
トイレやゴミ置き場の匂い消しとして一時的に使うのであればいざ知らず、CMを見ているとこれさえ使えば、洗ったり、掃除をしたりしなくても良いように勘違いしてしまう人も多くなるのでは… と心配になってきます。
皆さんも薄々感じておられるように、結論から言うと体に良い影響を与えるものではありません。
消臭除菌剤のCMでは、『トウモロコシ由来消臭成分』配合と謳っていますが、実際に除菌作用をしているのは、天然成分ではなく、化学物質です。
容器には「除菌成分(有機系)」などの曖昧な表示がしてありますが、実際には第四級アンモニウム塩などの危険な成分が入っていることが多いのです。つまり、化学物質を大量に含んでいるわけですから、いつも過ごすリビングや車の中でこの化学成分を吸い続けることは、とても良くないことなのです。
しかし、なぜ皆さんはそれを知らないかというと、除菌・消臭スプレーは、家庭用品品質表示法の対象外になっていて、洗濯用洗剤や台所洗剤のように詳細に成分を表示する必要はないのです。
北里大学の宮田幹夫名誉教授のお話によると・・・・
除菌成分「Quat」(第四級アンモニウム塩)によって、メスのマウスで妊娠率や生まれる胎仔数の減少、オスで精子濃度や運動性が減少したという研究が米国で発表され)、環境団体が警告を発表しています。
毒性が発見されたきっかけは、大学の実験室の洗浄剤をQuatに変えて以降、実験動物の流産が増えたことだそうです。カーペットや布団に噴霧したものを吸い込んだり、子供がなめたり、また車用の場合は直接吸入されるため、妊娠中の母親、赤ちゃん、若い男性は、使用を控えたほうがよいとのこと。
布団へのスプレーで噴霧される量の0.8%以上を飲み込むだけで安全とは言えない量となるそうです。
その他、第四級アンモニウム塩は、汗やにおい対策の薬用化粧品などにも、殺菌成分として使用されています。
『におい』は、汚れがついたり菌が発生したりすることによって発生するものなので、衣類や布製品なら洗えば落ちるし、布団類は干せばいいんです。
ですが、消臭除菌剤では汚れは落ちないので、根本的な解決にはなっていないのです。除菌効果を謳っていますが、そもそも自然界にはあらゆる菌が存在し、人間の体内だって菌だらけなわけですから、菌を完全に排除するのは不可能。また除菌作用があるのに、人体に害がないなんてことはあり得ないのです。
また、ある化学物質過敏症専門外来ドクターによると、
『患者の半数が消臭除菌剤に反応している。スプレーから霧状で空中に散布されるので、それを吸い込んで肺に届くと、化学物質がそのまま毛細血管を通って血液に溶け込んだり、鼻の粘膜に付着すると脳に直結するので非常に危険』 と仰っています。
今の時代は、便利なものが溢れていて、簡単に何でもできるがゆえにそれに慣れてしまい、知らず知らずのうちに大きな弊害を被っていることが多いのではないでしょうか?
これは、簡単・便利で副作用もある方向へ流れるのではなく、昔ながらの生活を見直す良い機会なのかもしれません。
消臭剤の化学成分の匂いよりも、お日様で天然殺菌したほかほかのお布団に幸せを感じてほしいと、そう願っています。
【幸せだニャン】
私が今月パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオで、 『不安との向き合い方』についてお話しています。よかったらお聴き下さいね!
http://www.omoraji.com/reimei.shtml
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