ジュラ紀後期。

なんといっても、竜脚類など

恐竜の大型化が目立った時代だ。


今年の7月に開催される「恐竜博2006」 の目玉展示である

スーパーサウルス   学名(Supersaurus vivianae 

スーパーサウルス

という恐竜もそのひとつだ。

その全長は33mはあるという巨大さだ!

そんな時代、このような巨大恐竜を獲物とする

肉食恐竜も当然ながらいる。


ジュラ紀の代表的かつ最大の肉食恐竜といえば、

アロサウルス  属名(Allosaurus ) だ!!

その全長は10mを軽く越える。

スーパーサウルスなど獲物たちの巨大化に

合わせて捕食者も巨大化していったと

考えられている。

ケラトサウルスとアロサウルス

しかし、そんな中、逆に小ぶりな肉食恐竜もいた。

ケラトサウルス 属名(Ceratosaurus ) がそれだ!

なんでも体が小さいながらも

アロサウルスと同じく巨大竜脚類の大物を

していたという。


その秘密は

体の大きさの割りに

ケラトサウルスのアゴには

巨大な短剣状の牙が備えていたという。

ケラトサウルスとアロサウルスの頭骨

見てのとおり、その巨大な牙は

アロサウルスの牙より

はるかに凌ぐデカさだ!!

その短剣状の牙は薄く、鋭利になっており、

パワーに頼る噛み砕き攻撃ではなく、

軽い力で切りつけるといった感じだ!!


まさにサーベルタイガーのように、

巨大な獲物の分厚い皮膚を突き破り

致命的なダメージを与えたかもしれない。


さらにケラトサウルスは体が小さかったので

身のこなし軽く、巨大竜脚類にとって、

もっとも脅威ともいうべき捕食者だったかもしれない。


今年の恐竜博2006には

ケラトサウルスの標本が初公開となるらしい。

とにかくその小さな体に似合わないほど

巨大な短剣状の牙は要チェックだ!