ファミコンジャンプ英雄列伝 最終決戦攻略その1 | NOBのブログ

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ファミコンジャンプをクソゲー扱いされるのが許せないんですよね。

バトル、スポーツ、ギャグといった多種多様なジャンルを擁する週刊少年ジャンプの特性を生かした名作だと思うんです。

名作といっても、アレですよ。

「チェルノブ」みたいに前進する素晴らしさを知ることができる、というか後退のネジを外している人生を学べるゲームとか、

「カラテカ」みたいにOJIGIによってWABIやSABIといったZENマインドを学べるゲームとか、

そういう意味での名作ではなくて、本来の意味での名作ですよ?

頭墨印とか、波紋攻撃とか、ヘルクライムピラーとか、ジャンプ世界のいろんな漫画を、様々なミニゲームで遊べる楽しさ。

あと、作品間のクロスオーバーも良くできていて、キャッツアイの瞳からチョークをもらってXYZ書いて冴羽リョウを呼ぶとか、よろしくメカドックの早見にチューンしてもらったマシンでサーキットの狼の早瀬とレースするとか、結構ストーリーが面白いんですよ。

そして、このファミコンジャンプを神ゲーと評するか、クソゲーと評するかの違いは、やっぱり最終決戦をプレイしているかどうかで変わると思うんですよね。っていうか、やってない奴がクソゲー呼ばわりしてると思うんですよ。

このファミコンジャンプは、本編のラスボスであるピッコロ大魔王を倒すと、13人の敵キャラ連合と戦うコマンドバトル「最終決戦」に突入するのです。というか、このゲームの本編は全て最終決戦の前振りなんですよ。経験値稼ぎも最終決戦のためなので。

ということで前振りが長くなりましたが、この最終決戦を攻略しながら紹介したいと思います。

最終決戦は16人いる仲間ヒーローを選んで、1vs1のコマンドバトルをしていくのですが、キャラ間の相性があり、良い相性のヒーローをいかに選ぶかが攻略のカギです。ですので、どの敵に誰をぶつけるのがオススメなのかを、漫画キャラの解説を交えて紹介していきます。

加えて、ヒーロー1人につき、戦うのは1回限りという縛りを加えていきたいと思います。

それではバトル開始!


第1決戦場


男塾3号生筆頭 大豪院邪鬼(魁!!男塾)

初登場時、大仏みたいな巨大さで登場し、後で人間サイズにいつの間にか戻っていた、男塾の帝王です。必殺技は真空殲風衝、操条錘。天挑五輪大武會の決勝で死んで、その後登場しなかったので、簡単に人がよみがえる男塾世界で割とマジに死んだと思われていたキャラ。結局、続編等であっさりと復活してたけど。無かったことにしていた巨大サイズを、また蒸し返したのは個人的に少しいただけないと思っているが。

宇野球一(アストロ球団)
対抗するのはアストロ球団の球一。野球選手。どうやって野球で戦うのか?と思われるかもしれないが、アストロ球団自体、バットを割ってピッチャーを死なす技とか、バッターにボールをぶつけて死なす技とかのオンパレードなので、全く違和感なし。男塾と相性が良いのもうなずける。民明書房刊で野球の中国拳法起源説が出てくるところまで想像できる。


第2決戦場


世界征服を企む科学者 マシリト(Dr.スランプ)
アラレちゃんの宿敵。鳥山明氏の担当編集者だった鳥嶋氏がモデルというのは有名。ボツやキャラメルマンで攻撃してくる。鳥山明という漫画家を世に輩出し、ジャンプ黄金期を築いたという、割と世界のコミックカルチャーに影響を与えた偉大な人だと思うけど、この人自らファミコンジャンプをクソゲー扱いしてたみたいなんだよな…。

冴羽リョウ(シティーハンター)
最強のスイーパー。本作では357パイソンとバズーカ砲が武器。アニメでは、話の結末にGet Wildのイントロがかかる「世界一かっこいいエンディングの入り方」で有名。駅の掲示板にXYZを書くって呼び出し方は、今だとSNSか何かになるのだろうか。


第3決戦場


王位継承候補 キン肉マンフェニックス(キン肉マン)
正確にはキン肉マンスーパーフェニックス。一応、キン肉マンのラスボス的存在なんだけど、キン肉マンの火事場のクソ力を封じたり、自分に有利なルールを強要したりして戦っていたので、あまり強さを感じず、シリーズの象徴的なボスの座は悪魔将軍に奪われてしまった。フェイスフラッシュとマッスルリベンジャーを使うんだけど、なぜかマリポーサの使っていた偽マッスルリベンジャーだったりする。グ、グムー。

戸川万吉(男一匹ガキ大将)
週刊少年ジャンプのレジェンド的作品。創刊直後のジャンプを日本一の漫画雑誌に押し上げた立役者。さすがに古すぎて読んだことないんだけど、作者の本宮ひろ志には、数々のレジェンド漫画家が師事している。車田正美もその1人で、この漫画に影響を受けて男坂を描いたらしい。完結する気配が無いけど。ちなみにこの戸川万吉の必殺技である子分集合で、フェニックスを一撃で倒すことが可能。学生にリンチされる知性の神。


第4決戦場


ビクトリー球団 峠球四郎(アストロ球団)
こいつの目的は、アストロ球団を野球で抹殺すること。社会的に、とかじゃなくて物理的に。それをギャグじゃなくて、熱血スポーツ漫画として描くところにアストロ球団、というかジャンプ漫画の素晴らしさがある。少し加減を間違えると地獄甲子園になるけど。3段ドロップとスカイラブ投法を使うけど、抜作先生と戦うと笑ってしまって必殺技が使えない。うーむ、ある意味ついでにとんちんかんと違和感はないと思うのだが。

剣桃太郎(魁!!男塾)
男塾1号生筆頭。多分、男塾最強なんだけど、伊達が中堅キャラ相手に無双プレイやったり、男爵ディーノやゴバルスキーみたいなアクの強いキャラが多数いたりして、いまいち印象に残らない。このゲームでも、突きとか刀みたいな地味技しか無く、使いどころか球四郎くらいしかない。まぁこのゲーム出た時点だと暹氣虎魂とかまだやってないし。ちなみに「九九 八十八!」でおなじみの男塾で英語ペラペラという謎キャラで、続編では日本の総理大臣に。フッフフ。


第5決戦場


パーフェクトキーパー ジノ・ヘルナンデス(キャプテン翼)
このゲームの最強キャラ。黄金の右腕で、敵の攻撃を受け止めるどころか跳ね返す。かめはめ波だろうが、ペガサス流星拳だろうが、44マグナムだろうが弾き返して、敵にそのままダメージを返すため、どのキャラを使っても苦戦必至、というか祈るしかない。キャプテン翼の最強キーパーといえばミューラーなんだろうけど、ファミコンジャンプクリアした人はみんなヘルナンデスの方が刷り込みされてると思う。

ケンシロウ(北斗の拳)
言わずと知れた北斗神拳伝承者。無想転生が当たればヘルナンデスを一撃で撃破可能だが、跳ね返されると大ピンチ。祈るしかない。ちなみにケンシロウは赤カブト(熊)と戦うと、秘孔がわからないらしく攻撃が当たらない。えー、純粋なパワーだけで結構敵を倒してなかったっけ?ていうか、デビルリバースとかの方がよっぽど人間離れしてて、秘孔なんて通じない気がするんだけどなあ。


第6決戦場


宇宙の帝王 ライエル(ウイングマン)
ウイングマン自体はヒーローとして仲間にならないのに(ミニゲームで操作できるけど)、ボスだけはしっかり登場。ジェットクラッシュとブラストフラッシャーで攻撃してくる。ウイングマンのデザインって今でも通用すると思うんだよね。ちゃんとWの意匠も入っているし。もともとウイングマンは赤色だったんだけど、ドリームノートは色指定できないので青色になっちゃった、という豆知識。実写で映画化すると見栄えいいけど、ガッチャマンみたいになりそうだからいいや。

大空翼(キャプテン翼)
日本だけでなく世界のプロサッカー選手へ影響を与えた漫画。スカイラブハリケーンとかに影響を受けたのか?バイシクルシュート、ダイビングヘッド、ドライブシュートが必殺技なんだけど、ボールをぶつけるのか、それともダイレクトアタックなのか。ダイレクトアタックだと、崖の上から小学校の校庭までボールを飛ばせるキック力だから、脳震盪ぐらいでは済まないだろう。っていうかライエルって巨大サイズじゃなかったっけ。翼くんは相性が良いキャラが少ない、というか戦いを拒否されることが多い。ライエル戦が唯一といっていい活躍。


第7決戦場


デビルサイダー ラスネール伯爵(ゴッドサイダー)
なぜベルゼバブでもパズスでもなくラスネールなのか?不死身の肉体で何度も復活する、っていう特性からかな。マッスルビーストエンドを使ってくる他、テレポーテーションで技を無効化し、何度も復活してくる。ゴッドサイダーはケレン味とハッタリで成り立っている良い漫画だったなぁ。いくらなんでも首を折られたり、ハンマーで潰されたりした人が、フルオロカーボン液に浸しただけで全治するのはどうかと思うけど。あ、あと次作のザ・グリーンアイズもオススメだよ。

加納錠治(ドーベルマン刑事)
みんな大好き平松先生の作品。外道って言葉はみんなドーベルマン刑事で覚えたもんです。必殺技は手錠をかけることと44マグナム。ラスネールに手錠をかけて攻撃するのがシュール。ちなみにこの44マグナムは加納が紛失し、それをこち亀の両津が拾い、おいしい料理(味平作)と交換で主人公に渡して、加納に返却したもの。警察の不祥事じゃないか。松田さんに殺されるぞ。


つづく。