国内最大(8000人)のオンラインサロンを運営するキンコン西野が語る「オンラインサロン拡大術」
皆さんこんにちは。
去年の夏、会社(株式会社にしのあきひろ)の口座を作るべく銀行に駆け込んだところ、会社の事業内容を訊かれ、
西野
「オンラインサロンの運営です!」
銀行
「おんらいんさろん?」
西野
「あと、レターポットの運営です!」
銀行
「れたあぽっと??」
西野
「はい。文字を売ります」
銀行
「もじをうる???」
西野
「帰ります」
銀行
「さようなら」
と、完全敗北を喫した西野です。
銀行は、SNSのフォロワー数やオンラインサロンの会員数といった資産を、どのように考えているのでしょうか?
詳しい人、教えてください。
さて。
昨日、オンラインサロンの記事を書いたところ、
「そもそも、西野さんのオンラインサロンはどうしてそんなに大きくなったのですか?」
と訊かれたので、本日はそちらの質問にお答えしたいと思います。
ちなみに、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーは、本日、8000人を突破しました。
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「行動しない人」も受け入れたいけれど……
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オンラインサロンは基本、「積極的に行動(参加)してナンボ」の世界です。
“行動すればするほど得るものも多く、傍観すればするほど得るものもは少ない”のが、よく見られるオンラインサロンの形です。
まぁ、何においてもそうですが、オンラインサロンもまた、行動を起こす人が有利なわけですね。
ただ、
行動を起こす人の数というのは、それほど多くありません。
行動する人だけに向けてオンラインサロンを設計してしまうと、行動しない人は入りづらいですし、入ったところで居づらいのは間違いありません。
行動しない層の方がパイが大きいので、サロンを大きくしようと思ったら、行動しない人が参加しやすい空気を作らなくちゃいけないのですが、行動しない人か参加してしまうとコミュニティーが薄まってしまう危険性もあります。
さて、どうしましょう?
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行動しない人が参加しても薄まらない西野亮廣エンタメ研究所
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これは、8000人が在籍するオンラインサロンを運営している僕の結論なのですが、人数が増えようが、行動しない人を中にいれようが、上手くやればコミュニティーは薄まりません。
(※去年までは会員を数百人に絞っていたので、その時と比べて)
僕のオンラインサロンでは8000中『4000~5000人』は、これといってコメントをするわけでも、イベントに参加するわけでも、スタッフに手を挙げるわけでもない、ただ見ているだけの人です。
そして、ただ見ているだけの人が増えたからといって、積極的に行動している層に不満が発生しているようには思えません。
むしろ、ただ見ているだけの人が増えたことによって、動かせる企画の規模(予算)が大きくなり、むしろ、満足度が増しているように思います。
とにかく、なんか上手くいっているんです。
というわけで、タネを明かします。
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オンラインサロン拡大のコツは、『メルマガ』&『オンラインサロン』のハイブリッド
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↑ここに書いたことが、全てなのですが、オンラインサロンを拡大するには、まずは、メールマガジン(読み物)として成立させることが大切だと思います。
僕のオンラインサロンでは、ほぼ毎日、僕の記事が投稿されます。
僕が考えていることだったり、実験のレポートだったり、開発中のWebサービスの裏話だったり、制作中の絵本の裏話だったり…記事の内容は多岐にわたります。
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整理としては、このメールマガジン(読み物)としてのオンラインサロンの価格が月額1000円です。
これはどちらかというと、積極的に行動しようとはしない人に向けたオンラインサロンですね(^-^)
んでもって、交流会だとか、Webサービスの開発会議だとか、イベントスタッフに参加する時は、別途(参加料)をいただいています。
こちらは3000円~2万円です。
説明するまでもありませんが、こちらは積極的に行動する人に向けたオンラインサロンですね。
つまり、
ROM専メンバーに向けたオンラインサロン(メールマガジン)と、
行動したいメンバーに向けたオンラインサロン(イベント)を明確に分けていて、
この時、オンラインサロンの月額費を値段安い方(ROM専メンバー向けのオンラインサロン)の価格に合わせておくということですね。
ここで、オンラインサロンの月額費を1万円にして、ROM専のメンバーに1万円を払っていただいた上で、「イベントに参加する場合は参加費500円」としてしまうと(=イベント参加の方を安くしてしまうと)、行動する人が得をしすぎてしまって、ROM専に不満が生まれてしまうので、ここの価格設定はとても大切だと思います。
僕のオンラインサロンが極端に安い理由は、ROM専の価格に合わせているからなんですね。
※ROM専=見ているだけの状態の人(リスナー)を指す用語。 ROMは「Read Only Member」(リードオンリーメンバー)の略でロム。#どのタイミングで注釈入れとんねん。
オンラインサロンは今後さらに盛り上がりを見せていくと思います。
この記事をご覧になっている方の中にも、「自分もサロンオーナーに…」と考えられている方がいらっしゃるかもしれません。
小さなサロンにするも良し、
大きなサロンを目指すのも良し。
いろんな可能性を見せていただけると嬉しいです。
そして、その時、この記事が少しでも参考になれば(^-^)
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