冬場は宮本亜門さんみたいな私服を着る男が語るSNSの使い方


キンコン西野「キミはいつまでTwitter町に住むつもりだ?」


皆さん、こんにちは。
才能と性欲だけで構成されている男・西野です。

芸人や絵本作家や経営者は引退し、最近はインスタグラマーとして活動しています。
どなたか僕のインスタグラムの専属カメラマンになってください。


さて、本日は『キミはいつまでTwitter町に住むつもりだ?』という、なんだか攻撃的なタイトルで記事を書きたいと思います。

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Twitterは双方向のコミュニケーションツール
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説明するまでもありませんが、Twitterは双方向のコミュニケーションツールです。
何かアクションを起こせば、反応が返ってきます。
良い反応もあれば、悪い反応もあります。


記憶にございますでしょうか?

去年の1月に絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開をした時に、数万人からの批判を頂戴しました。
「お金を貰って働いている人間を『奴隷』だと言ってバカにしている!」
「作品を無料で提供したらクリエイターが食いっぱぐれる!」……等々。

「無料公開をして“立ち読み”の分母を増やした方が、本が売れて、クリエイターさんにもお金が落ちると思いますよ。そこを考えるないのは『お金の奴隷』になっちゃっていると思いますよ」

と(かなり丁寧に)説明させていただいたのですが、どっこい、批判の声はやみません。

『えんとつ町のプペル』の無料公開の批判は、声優さん(と、その熱狂的ファンの方々)が「エイヤー!」と先陣きっておこなっていたのですが、とくに声優さんが無料公開を批判することは本当に命取りになるから止めた方がイイということを何度も何度もTwitterでお伝えしましたが、無駄でした。


いくら説明しても、まったくラチがあかないので、現代のお金と広告について、一冊の本を書きました。
(※書く動機をいただけたことは本当に感謝しています)
んでもって、今は、こうです。

【小学館】少女・女性向け漫画、立ち読み可能にしたら売り上げ増

小学館が立ち読みを大々的にアリにしたところ、売り上げが伸びたとのこと。
もちろん、クリエイターさんには、その分のお金は落ちます。
こちらは、5日前の記事ですね。

さて。

あの日、あの時、Twitterで無料公開を批判した数万人の方々は………さらには、あの声優さんと、そのファンの方は、今回このニュースを受けて、どう出たか?

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ダンマリを決め込んだ
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ダンマリを決め込みました。


そりゃそうですよね。

後に、アニメ(自分の仕事)へと繋がる漫画の売り方を、小学館のやり方を、大声で批判するわけにはいきません。
立ち読み(無料公開)で結果が出た以上、まもなく、他の出版社も同じ手法をとります。

つまり、自分の食いブチを全て批判することになってしまうので、あの日、大声で無料公開を批判していた声優さんに残された道は一つです。

無料公開の批判なんてしていなかったことにする。


こんな展開になることは、あの日、あの時、輪郭までハッキリと見えていました。
当時、それが見えていなかったのは、『現代のお金と広告の流れに疎い人』『感情で反応してしまう人』だけです。

彼らがここからどう切り返すかは、もう「頑張ってください」としか言いようがありません。
必要であれば、いつでも力になります。
一緒に盛り上げていけるのなら、一緒に盛り上げていきたいです。

ただ、一つ、僕の中で問題が残っています。

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彼らに費やした時間は返ってこない
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敵意帰属バイアスがかかりまくった彼らに費やした「そうじゃないんだよ。えっと、これはね…」という時間は、もう二度と返ってきません。

後に残ったのは、

①無料公開で炎上していた人
②炎上していたからには悪いヤツに違いない

の2つです。
散々時間を費やして、散々怒られて、1年後にはコレしか残らないのです。

結果、何が言いたいかというと、

「Twitterは双方向のコミュニケーションツールなのに、“話し合いをするつもりがない人間”が混じりすぎている」

です。


これでは時間が無駄に搾取されてしまいます。
しかし、こういった活動をしている以上、一気に大勢に向けてコメントを投げることができるツールは魅力的です。

では、どうするか?

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話し合いをしないとをする空間を作る
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Twitterにしても、ネット掲示板にしても、悪口を言う側のメリットがあります。
日頃のストレスの発散ですね。

話し合いをしようとする人と、妬みや僻みやストレス発散で悪口を撒き散らす人の声のボリュームが同じなのが、Twitterやネット掲示板の悩みです。

これでは議論は前に進みません。

そもそも、そんな空間で会議をしようとすることが間違いです。

話し合いをするつもりがない人間は、その会議室に置き去りにして、話し合いをするつもりがある人間だけで再集合した方が、時間のロスが少なくてよくね?

(※現在、当たり前のことを太字でお届けしております)


僕のオンラインサロンは月額1000円です。
現在7960名が在籍しております。
先日のサロンメンバー限定BBQ大会の様子


皆、月額1000円というコストを割いて参加しているので、有益な話し合いをしようとします。
話を前に進めないとをするからです。

皆が話し合うことを前提で集まっているので、無駄な揚げ足とりもなく、決定のイチイチが早いです。
指摘はありますが、批判はありません。
マナーとして、指摘した後はフォローの言葉を入れるように定めています

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Twitter町からオンラインサロン町へ
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サロンメンバーも8000人近くなると、もう立派な町で、そこで生活がまわるようになります。
そして、その町には話し合いをするつもりの人間しかいません。

これは僕のオンラインサロンに限らず、現在、大小の様々なオンラインサロンで同じようなことが起こっており、Twitter町からオンラインサロン町へ軸足を引っ越しする人がポコポコ現れてきています。

僕もその一人です。

Twitterを開いている時間よりも、オンラインサロンを開いている時間の方が圧倒的に長いです。
その方が時間効率が良いからです。


このまま、話し合いをするつもりがない人間がたくさん混じっているTwitter町で住み続けるか?

それとも、住民税を払って、話し合いをするつもりのある人間しか集まっていないオンラインサロン町に引っ越すか?

僕らは今、この選択に迫られていると思います。

ちなみに、僕はとっととオンラインサロン町に引っ越します。
時々、Twitter町に出稼ぎに戻ってきますが、その時は、一方通行の発信しかしません(^-^)


【オンラインサロン】

毎日、議論&実験&Web開発&作品制作を繰り返しています。
興味のある方は是非↓