現代版の電報「レターポット」の仕組み

【レターポット】言葉を贈ることが、どうして『支援(お金)』になるの?

悔しいことに「西野の最高傑作はホームレス小谷」と言われます。
日々、いろいろ作っているのですが、まさかその1位がホームレスだとは。。

とは言え、作品の評価は他人が決めることですから、この悲劇を受け入れるしかありません。
串だんごを二本持つホームレス小谷氏

二番目に代表作として紹介されるのがコチラ。

えんとつ町のプペル えんとつ町のプペル
2,160円
Amazon

コチラはありがたいことに知ってくださっている方も多いかと思います。

しかし、世間の皆様が知っている『えんとつ町のプペル』は全体の8分の1ぐらいで、全貌は映画で明かします。
8月25日に映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを全部喋るイベントが京都でありますので、是非、遊びにいらしてください。

『ホームレス小谷』『えんとつ町のプペル』の次に、「傑作だ!」と言っていただける作品が、本日お話する『レターポット』です。

「こんなものを作ろうと思っている」と初めて構想を話した時は、一部の友達からは「天才すぎる!」と誉められて、ほとんどの方から「は?」と言われました。


良いこと(他人から感謝されるようなこと)をしている人が報われる仕組みを作りたいなぁ、と思って、こんなヘンチクリンなサービスを作ってみました。

そして、今回はこのサービスを使って、西日本豪雨の被災者の皆様に支援(お金)を贈らせていただくことにしたのです。
(※支援先は現在協議中)

今朝の段階で、すでに1259名の方が応援メッセージ(18万1310レター)を贈ってくださっています。
本当にありがとうございます。

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なんで、文字を贈ることが支援(お金)になるの?
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公開ポット(誰でも閲覧できる掲示板のようなもの)に応援メッセージを贈ることが、なぜ、被災地にお金を贈ることになるのか?」が理解できていないと、なんのこっちゃワケわからんと思うので、レターポットのお金の流れを2分で説明します。



まず、レター(=文字だと思ってください)を買うには、運営から100レターを500円(1レター=5円)で買うのですが、この時、運営は、その500円を(原則として)自由に使えないルールになっています。

レターの売上は「売上として計上されていない」と思っていただけると分かりやすいかも。

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レターの売上が「売上」として計上されなかったら、何が運営の売上になるの?
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レターを誰かに贈るには、必ず『切手代』(5~10レター)が発生します。
手数料ですね。

たとえば、あなたのポットに100レターが入っていたら、相手に贈れるのはMAX95レターで、残りの5レターは(切手代として)市場から消滅します。

この時、市場から消滅したレターが運営の売上になります。
5レターだと25円が、運営の売上になります。
(※ここでいう『売上』というのは、「運営が自由に使えるお金」「スタッフさんのお給料にまわされるお金」のことです。便宜上、『売上』と表現させていただいています)



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なんで、公開ポットに贈ったら、被災地への支援(お金)になるの?
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お金の流れの話でいうと、個人のポットと公開ポットが大きく違うのは、公開ポットに贈られたレターは全て市場から消滅するんです。

市場から消滅したレター分の売上は運営が自由に使えます。
10万レター公開ポットに贈られたら、その時、運営は50万円を自由に使えるようになるわけですね。
その50万円をスタッフの給料にするのではなくて、被災地支援にまわそうというのが公開ポットです。


「“運営会社が文字を販売して稼いだプール金”を動かす権利」をユーザーが握っているという状況ですね(*^^*)

僕は阪神淡路大震災の被災者でして、被災地に折り鶴なんて贈られたらたまったもんじゃないことは経験済みなので、こうした有事の際に、励ましの言葉をかけてあげることで間接的にお金を贈れるシステムを作りました。



これで御理解いただけないのであれば諦めますので、もっと説明が上手な人から詳しく聞いてください。

以上、『言葉を贈ることが、どうして支援(お金)になるの?』でした。

最後に公開ポットに届いた応援メッセージを少しだけ紹介させていただきます。
(※公開ポットページに飛べば全部見れます)

一緒に頑張りましょう。




【オンラインサロン】
毎日、議論&実験を繰り返しています。
『レターポット』みたいなサービスもポコポコ作っています。
一緒に働くスタッフは、だいたいオンラインサロンメンバーからヘッドハンティングしています。
興味がある方は是非↓