外耳道共鳴とイヤホン深浅 | 『まだ』30歳!

『まだ』30歳!

近年ずっと思ってた。
もう28だよ、
もう29だよ、
もう30になっちまった。

駄目だね、この考え方。
もう○○だと、手遅れ感しかねーや。

これから生きていくには、
まだ30歳!!!

最近のイヤホン事情としましては1moreのtripleドライバーE1001を愛用しています。
ヌケの良い開放感のある音。
解像感分離も申し分ない。
中高音が抑え目で全く疲れない。
これにスパイラルドットのMLサイズで俺の耳にジャストフィットで耳への負担も無くずっと聞いてられそうな感じ。
色々聞いたけど現状好みを加味するとこれ以上のものが無い。

 

一時期評判になったLZ-A3も購入してみたけれども確かに音は良かった。
E1001よりも高音よりでより解像度が高く色々な音が聴こえてくる。
でも落ち着いた鳴りの1more tirple E1001のほうが自分には合っていた。
LZ-A3重いし耳から飛び出る金ピカが趣味に合わんし。

 

そんな文句の付けようのないE1001なんだけど・・・

 

 


遮音性が糞

 


1more伝統の遮音性の糞さ。
piston2、voiceともに遮音性は頗る悪い。

 

家ではなんも感じないのだけど電車に乗っていて喋りの声が大き目とかだとツーツーで入ってくる。
地下鉄の音には完全に負けている。
その度に『もっと遮音性の高いイヤホンが欲しい』って思うのだけれども、他に代替えが効かなくてやっぱE1001ええわぁってなるのスパイラル。


PISTON2を使おうと試みたこともあった。
遮音性が抜群に悪いPISTON2だけれども背面のメッシュを塞いでやると遮音性は劇的に改善する。
驚くことに音はほとんど変わらない。
音は大変素晴らしく遮音性も劇的向上したPISTON2。
これでいいじゃないと思っていてもそうは問屋が卸さない。
俺はPISTON2を使う時にスパイラルドットのMSサイズを使って耳の奥までぶっ刺して使っている。

 

 

PISTON2はそれなりに大きい筐体であって長時間深く刺してつけていると赤丸の部分を中心に耳が痛くなってくる。
それならばと赤丸を中心にヤスリで角を落としていったのだが痛みは段違いに減ったけれども、長時間つけているとやっぱり痛くなる。
削り過ぎて筐体に穴が空くのも怖いし削るのは限界だ。

 

そして俺は気づいたのさ。

 

別に奥まで刺さずに浅く装着すればいんじゃね?

パッと見イヤホンが見えないってのがカッコイイという若気の至りな考え方を持っていた時期があって音は最短距離で鼓膜に届けるもんだとか思っていた時期の名残り。
スパイラルドットのLサイズを使って浅く装着すればいいじゃん。

大きなイヤピで浅く装着してみると羽根のような装着感。


もともと頗る肌当たりの良いスパイラルドットが絶妙にイヤホンを保持してくれる。
素晴らし過ぎる。
何故にもっと早くこうしなかったのだろう。
ルンルンで音を鳴らしてみると、
ん?
低音薄くなってねーか??

 

ていうか、
激刺さるようになっとる・・・


こんなもん使えるか!!!

 

それにしても挿入位置でこんなにも音が変わるとは。
ちゃんとフィットしてれば音なんて一緒だと思っていたのだけど。
SONYのハイブリみたいに物理的に音道が狭くて高音カットとかいうならわかるんだけどな。
どうやら外耳道共鳴というものらしい。
外耳道の中の空気が共振することで特定周波数の音圧が上がるということ。
浅く装着した場合と深く装着した場合で音の通る距離は1cm以上変わってくるから強調される周波数や音圧も変わるんだろう。
深く刺した場合の外耳道共鳴は自分にとって好ましい共鳴となっているみたいだ。
外耳道の長さは一般的に2.5~3.0cmやら3~4cmらしい。
浅く装着した場合と深く装着した場合だと1cmは変わってくると思うので外耳道の長さ毎にどの周波数が強調されるか簡易的に表す。
2.5cm 浅6800Hz 深11300Hz
3.0cm  浅5700Hz  深8500Hz
4.0cm  浅4200Hz  深5700Hz

 

体感的には深く装着すると全然刺さらなくなるので鼓膜から1.5cmくらいの距離にまで来ているのではないかと思う。
巷にはPISTON2は刺さるって風説の流布があったのだけれどもこういうことだったのか。
深浅どちらもイケるイヤホンだとこういうことが起きるんだな。
とはいえ深く刺すと耳痛いし無理だし。

 

そこで狐様が降臨。

 

『素直にEQ使いなさい』

 

狐様流石としか言いようがないです。
んでも世の中そんなに甘くなくて外出時にはどうしてもEQを使えないという特殊事情の時があるのです。
その時にPISTON2+スパイラルドットLの組み合わせで使った時と言ったらドエムプレイでした。


どうにかならんものか?と思っていて購入したのがSIDY DM4。
DM3が全く聴き疲れのしないダルまろイヤホンだったので、それの進化版ということで我慢できずに購入。30$くらいになったら買おうと思っていたのに60$弱で買ってしまった。
そのDM4なんだがスパイラルドットのMLサイズで快適に装着しているとボーカルの上のほうに妙な癖がある。
発泡スチロールを擦り合わせた不快さに近い不快な癖だ。
なんなんだこの糞イヤホンは・・・
名機だったDM3は何処へ???

 

あー、
うー、
どーしよー、

 

思いつくのはフィリップスのSHE9100くらいしかない。
あれは全く疲れない音でこれでいんじゃね?と思ったイヤホンの一つ。
でも背面が網網になっていて遮音性が糞悪そうなんだけど、ビッグで聴いてみたら遮音性悪くない。
ん?
これでいんじゃね?
んでもPISTON4注文中だから届いて聞いてみてから買おう。


と思ってたら閃いた。
DM4を深く刺せばいんじゃね?
不快に感じるのは女性ボーカルの上のほう。
2000-4000Hzくらいかな?
これなら深く刺すだけで一気に解決できる。
ちっさいイヤピつけて試してみると嘘のように不快だった音が消えてる。
これなら常用できる。
本当は1more tirpleの遮音性高いやつが欲しいのだけどね。