千葉の鉄道 Now & Then

1010) ブログ1000号記念(その7)113系1000’番台冷房準備車(S48年夏)

テーマ: ★S47年7月~S50年3月 

 1009)の続きです。

 前回、S48年新製投入の113系1000’番台(冷房車)をとりあげましたが、

 今回はS47年の総武快速線開業時に大量に投入されたATC付き冷房準備車113系(1000’番台)をとりあげます。

 このグループ、S47年の登場時は全部冷房準備車でしたが、S48年の夏ごろにはクーラーを屋根上に搭載した新製のクハ がたまに組み込まれてきており、最初喜んで乗ったのですがクーラーは稼働してなく、な~~んだ、だまされた、がっかり・・・となりました。電源が無いためクーラーを動かせないとのことでした。

 

 同様の 「かえっていクーラー車」は 山手線や京浜東北線、横須賀線のクハにも当時ときどき見られました。

 山手線・京浜東北線は先頭車に、横須賀線は8号車(本来のサハ111をクハ111に差し替え)が該当したと思います。

 山手線・京浜東北線は近い将来 ATC化を控えており、先頭車クハ103(従来車)を新製ATC付きクハ103へ差し替えという動きが精力的に実施されていました。

 横須賀線・総武快速の113’系8号車は、先々の短編成化、房総ローカルへ6連で投入 をにらんでの、サハ111の製造数抑制だったと思われます。

 

 S48年の夏ダイヤですが、前年S47年には「白い砂」「青い海」のマークは、大きなヘッドサインを掲げたものは少なく、運転室の内部に小さい札 をぶら下げたものも多くみられましたが、S48年になると、ほとんどの同臨時快速に大きなマークが付けられました。

 

 1973.7.22(日) 15:47  茂原にて。

 8234M 白い砂4号 マリ114編成 安房鴨川発 14:31→17:08 東京着

 海からの帰り客で乗客満載で到着するのに、まだここからこんなに乗るの?!!ってなもんで、車内は通勤地獄なみの混雑となります。少なくとも千葉・船橋、あるいは終点東京までかも?は超混雑が続くと思われます。

 交換待ちの下り 9247M車内から撮影。

 

 

 

 1973.7.15(日) 17:06  大網

 8233M 白い砂7号 たまたま同じマリ114編成

 東京 15:58発→安房鴨川 18:51着

 日曜の午後5時過ぎなのに、ここから下り方向へ乗る乗客がこんなに多いとは!

 よく見ると、8号車のサハ111は、クーラーを載せたクハ111(これは奇数向き)が代用されています。でも喜んで飛んでゆくと・・・・ちっとも涼しくはないハズ。実際 窓があいています。

 

 左側の上りホーム、17:01発の6032M「わかしお5号」が発車したばかりなのに乗客は多いです。17:09発の9254M千葉行き普通か、17:22発快速8236M「白い砂5号」を待っているものと思われます。ここからじゃあ、快速はもちろん普電でも座れるはずはありません。

 

 

 1973.7.22 16:57  勝浦

  206M なぎさ3号(165系10連)が到着します。左端は駅員氏で 先頭はここに止まります。 

 両国 13:30発 105M→15:33 館山 15:43 9286M→16:57 勝浦 17:01 206M→19:02 新宿

 

 側線には、左から順に 8240M 白い砂7号 マリ115 勝浦17:49発→20:18東京着、

 9258M 17:29発 千葉行き、千葉19:24着、

 9260M 18:12発 千葉行き、千葉20:17着。

 このように、普電に比べて、非冷房でも快速の優位性が認められました。冷房が欲しければ急行へ、もっと速く行きたければ特急へどうぞ、と選択肢が多かったです。

 ちなみにこの時間、特急ならば 6034M わかしお6号で(安房鴨川 17:08→)勝浦17:38発→19:19東京着。

 

 

 1973.8.4 11:57 遅れていた 9284M~204M なぎさ2号

 一周目の後半に入りますので、クモハ165が上り方になってゆきます。

 

 快速・急行 ときましたので、特急「わかしお」も↓。

 この地点、その後に勝浦有料道路が開通し、登ってもこの画像は得られません。

 勝浦 9:14発  6031M わかしお1号 183系マリ1

 新宿 7:15発→9:42 安房鴨川 

 

 

 別の日、勝浦駅構内にターンテーブルがまだ残存しているので、友人と見学に行きました。

 お願いして、勝浦機関区構内をゆくと、ちょうど下り「白い砂」が脇を発車してゆきました↓。

 

 1973.8.4 12:25 8227M 白い砂4号

 またもや マリ114編成に出会いました。2両目あたりから向こうにホーム。

  東京10:14発→12:59 安房鴨川

 検修庫内から。勝浦機関区はSLこそいなくなりましたが、木原線用の気動車が配置されており、勝浦~大原間に3往復の回送が設定されていました。

 

 これがそのターンテーブル。

 ちょっと小ぶりに感じますが、C58もC57も載っていたはず。

 勝浦駅のホーム、下り方先頭付近のすぐ山側に位置し、ここのすぐ終点方に検修庫があります。そこからホーム方を見ると一枚前のページ写真のような位置関係となります。

 

 12:20ごろ  木原線用のキハ16 64 が入っていました。

 もちろん保存車ではなく、木原線で現役中です。

 翌年ごろの記憶かもしれませんが、勝浦~大原間の回送は、午前~昼近くに大原発が2本、各2連。午後に同1本があったと思います。反対方向勝浦発も同数あったはずですが、よく覚えていません。

 

 最後に、113’系グリーン車付き10連の充当列車を記録として載せておきます。

 1008) の記事に一度載せましたが、「青い海」にあと2往復ありましたので、それを加えての全体像はこうなります。

S48.7.14~8.19の夏ダイヤ 113’系 サロ113付き10連(ATC車)

8101M なぎさ51号 新宿 6:20→ 8:40 館山

8103M なぎさ52号 両国 8:50→10:54 館山

8201M みさき51号 新宿 5:50→ 8:20 安房鴨川 

8203M みさき52号 両国 7:38→10:01 安房鴨川

8127M 青い海3号 東京 8:12→11:06 千倉 (休日運転)

8131M 青い海5号 東京 9:14→12:13 千倉

8145M 青い海12号 東京 19:03→21:32 館山 (グリーン車非営業)

 

8102M みさき51号 館山 15:38→17:55 両国

8104M みさき52号 千倉 18:52→21:18 両国

8202M なぎさ51号 安房鴨川 15:06→17:34 両国

8236M 白い砂5号 安房鴨川 15:30→18:32 東京

8136M 青い海5号 千倉 14:01→16:58 東京

8138M 青い海6号 千倉 14:31→17:33 東京 (休日運転)

9124M (普通) 館山 4:40→6:24 千葉   (グリーン車非営業)

 

 8101Mと8104Mの1往復のみは7月22・29日は運休。その1往復の他の日と その他の列車は夏季(S48.7.14~8.19)は毎日運転。8127Mと8138Mのみ休日運転。

 総武快速が全部モノクラス11連だった時代、これらの列車は特別に輝いていました。

 これら7往復に充当するのに、113’系G車付き10連は何本用意されたのでしょう?

 8236M→8145M→(翌)9124M→マリへ回送(清掃・点検)→8131M、とつながりそうなので、それを見込むと、休日6編成、休日以外5編成使用となるようです。もしかすると予備を含めて10連は7編成くらい用意されたかもしれません。

 

 これらの臨時編成は、S48年の夏ダイヤが終わったあと分割され、サロ113は抜かれます。

 そして、普通車(全部冷房車)は

9連(TcMM’MM’Tc’+MM’Tc’ または TcMM’+TcMM’MM’Tc’)X6本とすると、6連X9本が組成できるはずで、それらはS48年秋以降には房総ローカルへ転じてゆき、72系の駆逐が進みました。一部に総武快速の編成に組み込まれたのもあるようです。

 次のS49年夏ダイヤではこれらが復活することは無く、北総電化向けの183系が増備されてゆきます。S48年で第13編成まで、S49年で第15編成までくらい、続いて第16・17編成まで、S50年初めころには第19編成までが出そろい、北総電化を迎えます。それらのうちの先行製作された編成を使ってS49年夏ダイヤでは臨時特急の増発にシフトしてゆきます。

 

 これらの新製編成は、屋根が銀色に輝き それは美しかったです。なにせ、183系の銀色に塗った屋根は、新製から1年もするとことごとく灰色に変色してしまいましたので。

 

(今回の画像には、以前に地元の写真展で2011年ごろに公開したものが含まれています)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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