放射性廃棄物、日本で処理 
仏ヴェオリア、廃炉需要見据え フレロCEO「水道料金下げ可能」 (2016.04.16)
http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM15H7E_V10C16A4FF1000/

フランス・ヴェオリア社等の水道民営化への参入(浄水事業)と、核廃棄物処理事業は繋がっている話なので世界の「水利権」をめぐる近年のストーリーをいくつか紹介しておきたい。

実際に水道民営化した(フランスのヴェオリア社)松山市はどうなったのか?(2013年5/22のブログ記事:コメント欄まで含めておもしろい)
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/05/22/6818342


IMF(国際通貨基金)と世界銀行は世界の途上国に、財政健全化という名のもと削減策と民営化という強制を迫りこの民営化の中には生活基盤のなかにとりわけ必要である上水道事業等の民営化等を推し進めてきました。上下水道事業は、多大なインフラ投資を行うため電力事業やガス事業等と比較すると後の金利負担が大きい事も特徴でありそのためインフラ初期投資は公共、運営については民間でという風潮が世界的趨勢となっており、その初期投資資金の貸し付けをIMFや世界銀行等が政府等に行い、G7(先進七カ国)諸国の援助を受けた一握りのグローバル企業が上水道の事業の民営化運営を行い巨大な利益を収めてきました。(2009年のブログ記事)
http://www.thesalon.jp/themagazine/social/post-21.html



貧乏人は水を飲むな。「水道民営化」を推進するIMF、次のターゲットは日本
(2016.04.28)
http://www.mag2.com/p/money/10990

さて、この記事の後半に多くの日本人が知っておいたほうが良い、
非常に重要な人物が登場しています。


ジョセフ・E・スティグリッツ(Joseph E. Stiglitz, 1943年2月9日 – )米コロンビア大学教授
(アメリカ人の経済学者 1979年にジョン・ベーツ・クラーク賞、2001年にノーベル経済学賞を受賞。現在における最も活動的かつ影響力のある経済学者の一人と言われている人物。)

スティグリッツ教授による、グローバル・エリートがコントロールしている世界銀行の目的と、その主な手口とは、

1)民営化を薦めて、相手国を破綻させる
破綻した国の資産を売却するとき、10%のワイロをとっている。それはスイスの銀行の秘密口座へ入れられる。

2)資本市場の自由化の強制
オフショアへの資金移動について課税することを認めない。

3)価格決定の自由化
物価が上がり、参入外国企業は暴利をむさぼることができる。

4)自由貿易
「救済」という甘言に乗せられた国が、口をさしはさむことを許さない。

の4つで、これが世界銀行による世界の市場支配戦略の柱になっています。

1)と2)は説明不要でしょう。今まさに、パナマ文書の流出によってタックスヘイブンの闇の一端が解き明かされようとしています。スティグリッツ教授は、世界銀行自体がタックスヘイブンを利用している、と言っているのです。

2)~4)は、まさにTPPのことです。特に4)はISD条項のことを言っています。

(引用)
http://www.mag2.com/p/money/10990


5/2【8000ベクレル再利用】FoeJapan「環境省への事前質問と交渉ポイント」(本日政府交渉中)
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-12156167151.html


4/28 8000ベクレルの再生利用という話がどのようにして出てきたかという経緯がよく分かるレポート
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-12154145238.html

4/27【高尾レポート】これから放射性廃棄物の処理が日本各地で行われてしまう…と、いう話の『まとめ編』
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-12153710550.html

4/26【緊急署名】政府に「8000ベクレル/kg以下の汚染土を全国の公共事業で利用」の撤回を要求
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-12154122169.html