トヨタは8月18日、東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足の影響で
9月の世界生産が当初計画から4割程度減少する見通しを明らかにした。
子会社のダイハツ工業も19日、23日から9月にかけて国内4工場の操業を断続的に停止すると発表した。
東南アジアの感染拡大やロックダウンで仕入先の稼働に大きく影響している。
特にマレーシアとベトナムで影響が大きいという。9月は全世界で36万台の減産となる。
930万台としている今期(2022年3月期)の生産見通しに関しては変更しないという。
マレーシアとインドネシア、タイでは1日の新規のコロナ感染者数は2万人を超えており、
国によっては当局による厳しい操業規制が導入されている。
株仙人は、東南アジアのコロナウイルスの終息には時間がかかると思っています。
9月の操業減少が、10月も続く可能性もあると予想しています。
通期計画が下方修正されなかったことが逆に問題で、
株価が下落した状態で、下方修正が出れば一段と株価は下がります。