ブランパン エアコマンドをゴージャスに✨

私の基本はパネリスティです。
しかしながらオメガのスピマスやシーマスターにもハマり、ヴィンテージクロノグラフやパテックなどにも。。。。😅

で、意外にも、その中に隠れながら好きなのがブランパンなのです。

実は毎日、いくつかのネットショップで新しい時計の出物がないか検索するのを日課として楽しんでいます。

必ず見るのは、パネライ全般、スピマス、シーマスター、そしてブランパン全般なのです。

という訳で今回は昨年末に入手したブランパンのエアコマンド2021年モデルのストラップ交換のお話です。

このエアコマンド、なにやら加工が難しいとされるグレード23チタンケースでちょっと上質な感じがします。
ブルー文字盤もブランパンらしい美しい仕上がりで、光を浴びた時のソレイユ仕上げ文字盤の輝きは尋常ではないレベルです。

でストラップは上質なブルーのカーフでお洒落にコーディネートされています。

しなやかなカーフの上質感、丁寧な手縫ステッチ、ラグ付近や剣先の仕上げも申し分ないレベルです。


ブルーコーディネートで大人のカジュアルを上品に演出しています。

このままでも本当に素敵なクロノグラフです。

 

が、しかし、
せっかく大枚を叩いて購入したこの時計💸

少しゴージャス目の高級感を出したいのです。

でもって、ちょっとビジネス寄りに、

でありながらセミフォーマル寄りに出来ないかと松下庵で相談してみた訳です。

セミフォーマルてなんだ!?😂

その結果、選んだ素材は藍染のスモールクロコダイル。

クロコダイルの中でも比較的高級なやつ、

でそれを藍染にしたちょっとレアなお洒落カッコいい素材です😆

では完成品をホンディンキーに載せてみましょう。

 

どうですか?
と言うか「ドヤ!?エーやろ?🤩」

剣先は少しシャープにしてよりスマートなシェイプに、ラグよりに少し厚みをつけその先は薄めに、そしてステッチは生成りの手縫です😆
※松下さんお任せ仕様✨✨

更にこれをエアコマンドに着けて
ビフォーアフターをみんなが大好きなお洒落時計雑誌HODINKEE の上に載せて撮ってみましょう。

先ずはBefore

そしてAfter

どうです!?
ゴージャスだけど上品!
そしてハンパ無い上質感!
うーんカッコ良い😆

別の種類のエアコマンドみたいです!

触った質感は勿論、腕に巻いた時のフィット感も抜群です!


やっぱり松下さん流石です😆✨✨

しかし細部に渡り手の込んだストラップです。

皆さん、ストラップってレザーを形に切って表と裏を貼り合わせて周りを縫えば完成って思っていませんか?
休日の趣味のレザークラフトで作れるレベルだと思っていませんか?
数年前までは私はそう勘違いしてました😅  

でもそんなに簡単なものでは無いんですね。
ストラップは過酷な条件に晒されるんです。
常に肌と触れて、外気に晒され、いろんな方向に引っ張られる力が加わります。
でも耐久性だけを重視すると分厚く頑丈な故、フィット感や美観が犠牲なってしまいます。

そもそもストラップは最低でも基本4層構造です。
※今回のエアコマンド用のストラップは5層構造だそうです!

美しく、フィット感も良く、かつ耐久性があって簡単には形崩れしないストラップを作るのは容易ではありません。


話を戻してエアコマンド用藍染めスモールクロコストラップをもっとアップで見てみましょう!

剣先の仕上げもステッチとストラップのヘリの間にフリーハンドで入れた捻も美しく素晴らしい仕上がりです。
※捻とは、ストラップの端にナイフの様な道具を押し当て描く線(溝)です。

そしてわかる人にはわかる凄い匠の仕上げが見れます。

ラグ側の中心部は台形状に盛り上げて厚みを出していますが、両ヘリは薄く仕上げてあります。
ステッチと捻を境に急激に薄くなっています。
これがまた美しくかつ装着感の良いしなやかなストラップになる秘訣なんですね。

そして剣先側は厚みを抑えバックルと干渉が起こらない様にしなやかに丁寧に仕上げてあります。


腕時計のストラップて本当に奥が深いですね。

この藍染スモールクロコストラップをはじめオーダーストラップが気になった方は松下庵に問い合わせてみて下さいね。
貴方のお気に入りの時計をもっと美しく上質に見せるストラップが見つかるかも知れませんよ😊
それではまたご機嫌よう!