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<これまでのカンボジア旅行記>

1.  ~出発編~
http://blogs.yahoo.co.jp/manamana0621/29746891.html
2. ~タイ・トランジット編~
http://blogs.yahoo.co.jp/manamana0621/29807076.html


「愛さん、大変です!」

にゃむ?
朝だ。
ああ、今日は移動の日だな~
ミサちゃんてば、助さん、角さんみたいだなあ、と、どうでもいい事をのんびり思う。

「7時10分です!」
!!!!!
出発は7時30分。@*☆*@!!!うわ~ん!寝坊だ!
私の朝ごはんが~!!!

海外は携帯通じないから~♪ と、唯一の時計&目覚ましを置いてきてしまったのだ。
不覚 ↓↓↓
同室のミサちゃんはテキパキ荷造り。エライなあ。出来た子だ。

ダメな大人・山口はもそもそ起きる。
どうせ皆、起きてないってば~
など、失礼なことを思いながらロビーに降りたら

「おはよ~♪」

ありゃ。全員完璧である。山口、すっぴんである。

「出発しま~す!」

ご飯もそこそこに、デザートに後ろ髪をひかれつつ、バンに乗り込む。
昨晩合流した関西組は
●うたうたい・AKIRAちゃん(以下 アキオちゃん)
●パーカッション・AKIRA君(以下 のもっちゃん)
●パントマイム・あきよちゃん
●滋賀のライブうどん屋「どないや」スタッフ・よねさん
●「月下美人」のうたうたい・かなちゃん
●カメラマン・陽子ちゃん    の6人
関東組の私・山口愛、ゆりぴゅー、たくちゃん、スタッフ・しょうちゃんとミサ、リーダーの6人を加えて総勢12名。

多いな~☆
しかしまー、またこれがどの人とっても濃ゆいんである。
代わりがいないと言うか・・・
そして際限なくマイペースなんである。
今も、「うち、あっちの車がええわ~!」
「かえっこしてモロたらええんちゃう!?」
と、口々に好きなことを言っている。
よく、こんな面子が揃ったもんだ。

出発!
・・・バンの中は即・爆睡タイムへと変わった。

何時間位走ったんだろうか?

「乗り換えますよ~」
という声で起きた。

眠い目をこすりこすり起きて外に出ると、太陽が頭の上でちりちり照っている

どこだここ?

どうやら、タイとカンボジアの国境らしい。
あるのは、屋台みたいな建物(後で聞いたらタイのイミグレーションだった)と、
うちらの乗ってきたバン位。
ただの空き地である。他になんにもない。

「ここから歩きます」

バンはここまで。カンボジアからは、別の車に乗り換えなければならないらしい。
リーダー、早速バスの運ちゃんに交渉している。頼もしい。
待機していたらしい現地の人が、あれよあれよという間に、荷物を大八車につんでゆく。

空き地から300m位歩いただろうか。
カンボジアの門らしきものが見えてきた。

おおおお・・・ついに来た・・・・・
思わず、写真に収める。
門の横にはカジノが建っている。何でこんなとこにカジノ?

ここからの移動は大型バス。
韓国から来たものらしく、窓にハングル文字が入っている。
自分の身長よりも高い所にある窓めがけて、荷物ががんがん投げ込まれる。

走り出すと、砂ぼこりが凄いので、窓は開けられない。
暑さですぐにオーバーヒートするので、クーラーが効かなくなる。暑い。
どんどん道がでこぼこになってゆき、天地無用!と言いたくなるほど、バスが揺れる。
おえ~。。。

5時間の格闘の末、目的地・チェンラホテルに到着。ぐったり。
やっと休める~
と部屋を開けると、「もわっ」
なんだか黒いもよもよが視界をよぎる。「????」
ぎゃー!!!
蚊の大群である。泣く泣く、蚊取り線香を貰いにゆく。こりゃ寝れないなあ・・・

仕方が無いので、テラスでしばし過ごすことに。
ホテルから少しゆくと川がある。
数年前に来たときに幾度となく通った道だ。懐かしさがよみがえる。
奇遇なことに、夕飯に出向いた場所は、数年前に来たときに唯一入ったレストランだった。
偶然の再会になんだか嬉しくなる。

宿に戻って、ミーティング。

明日がいよいよ、1回目のライブである。
場所は、アンコール遺跡群の中にある孤児院。
準備は?段取りは?出はけは?演奏時間の配分は?
全てが初めての試み。カンボジアの子供達は異国の音楽を受け入れてくれるんだろうか・・・?
どんな風にパフォーマンスするのが良いんだろうか?


「重大発表があります」

神妙な顔のリーダー。言葉を待つ。

「実は・・・・」


「・・・ミサとよねさんが1月、誕生日です!」

パンパカパ~ン♪
まんまるびっくり目のよねさんとミサ。
どこで手配したのやら!冷蔵庫から特大のケーキまで!!
よねさん49歳、ミサ19歳。年の差30歳カップルでケーキ入刀!

宿が一気に祝福モードに包まれる。
すてきやなあ・・・☆
やんややんやとバースデーソングの大合唱が流れ、2人に寄せ書きが贈られ
シェムリアップの一日目は更けていったのである。

~続く~