大切な人を失うと「かなしむ」
「かなしみ」を辞書で調べると
悲しみ・哀しみ・愛しみが出てくる。
それぞれの漢字の成り立ちから
大切な人を失い「かなしむ」のは何故なのか
感じ取ることができる。
悲しい・・・悲の非は、羽が左右に裂ける様を表している
「非+心」心が張り裂けるような悲しみを表す。
哀しい・・・「口+衣」 思いを胸中に抑え衣で口を隠してむせぶことを表わす。
心の中に思いを閉じ込め 胸が詰まるようなかなしい心情。
愛しい・・・「いとしい」「かわいい」
大切な人との死別後の「かなしみ」は
「愛しさ」が心の中に確かにあるから、
「悲しさ」と「哀しさ」が生まれるのだろう。