株がやばいことになっている。
なんと日経平均株価は30年ぶりに
3万円台を突破したのだ。

日本株だけではない。
仮想通貨のビットコインも
なんと5万ドルの大台を突破したのだ。

全世界的にコロナでロックダウンが
行われているところも多く
経済がいいとは言えないはずなのに
株や投資バブルが起きている。

「危険なバブルだ」と指摘する専門家も多いが
そんな指摘も虚しく
上がりに上がり続けている。

SNSでも投資をはじめる人を
多く見かけるようになった。
コロナは業種によって明暗が
二極化しているので
投資をする人の立場は違えど
私が見る限り、コロナで仕事が
少なくなった人がやることもなく
お金獲得の手段としてバブル相場で
投資をはじめている人が多いように感じる。

これだけの急騰、上昇相場ゆえ
「めちゃめちゃ儲かっている!」
という人もいるのだが
ここで気をつけなければならないのは
利益確定しない限り
どれだけ現時点で資産価値が上がっていても
利益はゼロだということだ。
10万円で買った株が仮に今
30万円になっていて
「20万円も上がっている!」
といったところで
利益を確定しなければ
20万円儲かっていることにはならない。

この相場、非常に恐ろしい。
コロナなのにバブル。
要因として考えられるのは
全世界のバラまき政策と
ロックダウンで消費するところがないため
金余り状況が投資資金になだれ込んでいる
可能性もある。

この相場が恐ろしいのは
これが「バブル」かどうかわからないからだ。
まだまだ上がるかもしれない。
先にも述べたように
バブルだバブルだと警告している
専門家は多いが
バブルだからいつ崩壊しても
おかしくないといいつつ
上がり続けている。
「もう天井だ」
「いつ崩壊してもおかしくない」
といいつつ上がり続けている。
まだまだ上がるかもしれない。
コロナによる金余り状況は
変わっていないのだから。

しかし長期のチャートを見ればわかるが
ここ数ヶ月の急騰ぶりは異常で
確かに専門家の言うように
もうそろそろバブルの限界で
バブルが崩壊する可能性もある。
崩壊となればリーマンショックしかり
かつてのバブルしかり
今までの相場が嘘のように急落する。

たとえばかつての日本株バブルは
1989年12月29日に3万8915円をつけた。
この時は「いつ4万円台になるのか!」
という雰囲気だったが
わずか4ヶ月で2万8002円まで暴落。
1990年10月には2万円台を割り
半値以下となったのだ。

まだまだ上がるかもしれない。
いきなり暴落するかもしれない。
一度暴落してまた急騰するかもしれない。
株のリスクとはまさにこれで
まったく読めないこと、
変動率が高いことがリスクなのだ。

だから早めに利益確定した方が
いいとも言い難い。
利益確定した後もまだまだ
急騰するかもしれず
そうなれば「あの時売らなければよかった」
と必ず後悔するはずだ。

しかしもし1989年のように
崩壊がはじまったらあっという間だ。
「今めちゃ儲かってる」はずが
あっという間に利益どころか
損失になってしまう可能性もある。

どれだけ資産価値が上がろうと
どれだけ株価が上がろうと
利益確定をしなければ利益はゼロ円。

投資している方は常に
このことを気にとめておいた方がいい。
この先、上がるかもしれないし
下がるかもしれないけれど
今の相場はかなり危険な
ハイリスクハイリターン市場かと。

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