こんにちは(^_^)

言葉の力を育てたいピンク薔薇

幼児国語コンサルタントの きらり です。

 

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*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~今日のテーマ*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

 

対話と非認知能力

 

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幼児教育、早期教育となると、

 

何においても「早くできることが良いこと」

 

のような印象を受けませんか?

 

 

 

おむつがはずれるのも、一人食べできるようになるのも、歩けるようになるのも、

 

お絵かきや塗り絵ができるようになるのも、字が書けたり、読めるようになるのも、

 

数字が言えるようになるのも、色が認識できるようになるのも、

 

プールに怖がらずに入れるようになるのも、ひとりで遊具で麻生べるようになるのも、

 

同じ月齢の子どもが自分の子どもよりも先にできるようになると、

 

不安にかられることはありませんか?

 

 

 

私自身、子どもの親となり、感じるのですが、

 

幼児教育というものは、特にゴールがない、「漠然」としたもの。

 

この時期の教育は特に何をしたらいいのか分かりにくいため、

 

他と遅れをとっていないかが基準となってしまっている気がします。

 

 

 

そもそも、幼児教育とは必要なのか?

 

 

その疑問に答えてくれる面白い研究が過去にアメリカで行われています。

 

1962年から67年にかけて、アメリカで「ペリー就学前計画」という研究が行われました。

 

経済的に恵まれない3~4歳児に対し、週5日、児童心理の専門家らによる質の高い教育を行うというものです。

その後子どもたちが40歳になるまで追跡調査を行った結果、

 

幼児期にこの研究で教育を受けた人々は、教育を受けなかった人々に比べ、

 

大学に入る率が高く、所得が高く、また犯罪を起こす確率が低いなど、顕著な差がみられました。

ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・ヘックマン教授らは、

 

幼少期に適切な教育を受けることによって養われた学習意欲が、その後の人生にも大きく影響したと考えており、

 

 

青年期に教育を施すより、幼児期に教育を受けさせたほうが、より少ないコストで教育の効果が期待できるとしています。


またペリー就学前計画の提案者でもあり、研究者でもあったデビッド・ワイカートも、
 

「質の高い幼児教育を受けることは、子どもの人生の可能性を豊かにする極めて効果的な方法である」


と語っています。

 

このような研究結果から、幼児期の教育の必要性を感じることができます。

 

 

では、実際にどのような教育を行うべきなのでしょう。

 

上述したペリー就学前計画において教育を受けた子どもたちのIQ(知能指数)は、

 

6歳時点では教育を受けていない子どもたちより高くなりました。

ところが、8歳前後でほとんどその差はなくなってしまったのです。


つまり、記憶力や学力テストといった「認知能力」の早期教育は、

 

その後の人生にあまり大きな影響を及ぼさなかったと言えます。


ペリー就学前計画では、IQを伸ばすための「認知能力」よりも、「非認知能力」を育てることに重きを置きました

「非認知能力」とは、
 

協調性や忍耐力、計画性といった「質の高い人生を生きる力」


のことです。

研究では、子どもの自発性を尊重した教育を行い、学んだことを復習するよう促し、

 

子どもの家への家庭訪問も熱心に行うことによって、親の意識も変えていきました。


その結果、子どもの「好奇心旺盛でねばり強く課題に取り組める姿勢」といった「非認知能力」が高まり、

 

将来の職業や生活スタイルにまで影響したのではないかと考えられています。

 

 

このことから、読み書き、計算等の認知能力を伸ばす教育を幼児期に行うよりも

 

非認知能力を伸ばす教育に力をいれるべきであることが分かります。

 

 

過去に非認知能力をの具体的取り組み案を提示しました。

 

過去の記事はこちら「非認知能力の具体的な取り組み案」

 

 

子どもの好奇心や根気強さを鍛えるのも、

 

結局は、親との対話を通じて成されるものだと思います。

 

親のことばを聞き、感じ、周囲の世界に「言葉」が付加され、

 

言葉で世界を理解し、自分の感情や思考を言葉で表現し、

 

共有し、理解され受け入れられることで、新たな感情が生まれ、

 

自ら発した表現に、新たな思考が言葉で返されることで、

 

多くの発見をし、知識を身に着けていく。

 

 

「知りたい」と思わせるのも「待つことの大切さ」「続けることの大切さ」を

 

身をもって教えることができるのも、

 

言葉を用いた親と子のコミュニケーションからなされるのではないでしょうか。

 

 

私自身、息子に多くのことを望み、時に、他との比較で不安にかられることもありますが、

 

欲張った多くの教育を提示するのではなく、

 

選択と集中で「対話」だけは怠らず、続けるようにしています。

 

 

彼の世界に言葉を与え、彼の言葉での表現に言葉できちんと返し、

 

言葉で説明をする。

 

 

少なくとも対話能力は、今後生きていく上で必ず必要となる力です。

 

そのため、「対話できる」能力を育てておくに越したことはないと私は考えます。

 

 

このことが実際に幼児教育の結果として出るのは、

 

おそらくまだまだ先のことでしょう。

 

それでも、幼児期の教育は「今」「成果」を求めるのではなく、

 

「今」「何を信じ」「何を与えるか」がとても重要であり、

 

そのことを親が意識した時からすでに、幼児教育は始まっているのではないでしょうか。

 

 

このことが、ペリー就学前計画研究で示されたように、

 

親の意識の向上が子どもの教育向上につながることとリンクしているのだと

 

私は思います。

 

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