佐々木クンを擁する大船渡高校は選抜21世紀枠を拒否していた? | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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163キロの剛速球を投げる大船渡高校の佐々木クンですが、

先日の試合ではストレートの最高球速が140キロジャストだっ

たそうです。

 

それでも無失点。ケガしたわけではなく、調子が悪かったわけ

でもありません。変化球及び省エネ投球のテストをしたようです。

それで無失点は、大したものです。

 

映像を見ましたが、ストレートは確かに軽く投げています。しかし

手元で伸びていました。そこが、凄いです。150キロ以上の速球

を投げられる人が130キロ台のストレートを投げると、それが意

図的であろうがなかろうが、まるで伸びがなくなるものです。

 

思い切り投げて160キロ台のウルトラ剛速球、軽く投げると130

キロ台の手元で伸びる球。この両方を投げ分けられる人なんて、

プロでもほとんどいません。素晴らしい投球センスです。

 

ところでこの大船渡高校ですが、選抜には出られませんでした。

21世紀枠の資格は充分にあったはずですが、岩手県から推薦

されませんでした。

 

そのため岩手県の高野連がかなり非難というか、文句を言われて

いましたね。しかし昨日発売の週刊文春によると、監督が21世紀

枠での出場を辞退していたようですね。夏に実力で出たいからとい

う理由で。

 

岩手県高野連は否定していますが、こういう話は仮に本当でも「そう

です」とは、高野連の立場では言えないものです。なので、納得です

ね。

 

その大船渡高校ですが、これまでの記録を見ますと、昨秋は準決勝

の盛岡大付属戦、3位決定戦の専大北上戦、いずれも打撃戦で負け

て東北大会出場を逃しています。つまり、岩手県内の強豪校の投手

を打ち込む打撃力があり、敗因はいずれも佐々木クンのスタミナ切れ。

 

つまり佐々木クンが孤軍奮闘するワンマンチームではなく、逆に佐々

木クンのスタミナが一番のウィークポイントというチームなのです。

 

なので佐々木クンが省エネ投法を会得するのは大収穫な上、先日は

背番号10の控え投手がノーヒットノーランをやるという朗報がありまし

た。佐々木クン以外の投手も、力をつけているのです。となると、夏の

甲子園出場が、有望になりますね!