火曜日にある講座で、ホームレスや生活困窮者の自立支援をしている
合同会社なんもさサポートの代表の方の話を聞くことができた。
いわゆるボランティア団体(任意団体等)ではなく、会社として事業として支援しているというそのやり方に関心があった。
現在、多数のアパートを安く提供し、その家賃や管理費が主な収入だそうだ。その他にも、食堂、居酒屋、リサイクルショップを経営している。
さらに、各種部門を独立させ、NPO法人を3つ設立している。そこでは、24時間電話対応できる体制をとっている。
代表の方の話で印象に残ったことがあった。
それは、物を与えるだけの支援ではだめだということ。いわゆる炊き出し等のことをさしている。
2つ目は、伴走型支援という形でのサポートだ。
3つ目は、我々はプロであり、その人と最後まで付き合うということだ。
実際に、身寄りのない人の葬儀、納骨まで支援しているとの話があった。
利益を考えないで支援することもあるとの方針と聞いた。
信念と豊富な相談経験からの話は説得力があった。
ただ、これはボランティア団体や普通のNPOでは、とてもここまでできないだろうと感じた。
有償の専従スタッフがいないと、ここまでの手厚いサポートはできない。
当方も、サポートはある線引きをして、できないものは断わる、あるいは途中で手を引く場合がある。
なんといっても、相談者の人生全てに責任を持つことは無理だろう。
現在関わっている、ビッグイッシューさっぽろの活動がこれでよいか、
考えさせられた。