探偵が見た心の問題

脳の成長過程と子供と大人の脳の違い

テーマ: 心の病から見えて来る育児と教育

近年の育児や教育は、間違った方向に向っているように思う。


子供の脳は、感情や行動、そして遊びの中で作られる。

経験が細胞の結合を補強して行く。

そこから、感覚や想像力、愛情が生まれ人格が形成される。


物事を学ぶする能力は幼児期が最も高く、年齢と共に衰えて行く。

ある時期を過ぎると、重要な機能の習得は難しくなる。


この「学ぶ」と言う意味を多くの人は間違えている。


「学ぶ」とは、知識や勉強の事では無い。

学ぶとは、脳に対する刺激の事だ。


天才脳などの番組を見て、英才教育をしようと塾に通わせる。

確かに、特化した能力は身に付くだろう。


しかし、どんなに考えられた遊びでも、自然の中で得られる脳の刺激には遠く及ばない。

走って転んで、ドロだらけになって、怪我をして、風を感じ、臭いを感じ、暑さ寒さを感じる事が脳の神経細胞の結合をバランスよく強めて行く。


例えば、自然の中には数え切れないほどの臭いがあるが、教室には臭いが少ない。

その分、脳の神経の結合が少なくなる。

脳の学習とは、何かを触ったり、色々な臭いをかいだりした時に感触、それを触った時の心の変化、その一つ一つが脳へに刺激になり、その刺激が神経の結合を強めて行く。


日本が先進国の中で、自殺者の数が異常に多い最大の原因はここにあると思う。

異常なまでの綺麗好き、臭いを嫌い、ハグもしない、外で遊ばない。

今の日本では、他人に触れる事が最大の禁忌と言っても過言では無い。

日本人は、欧米に比べ幼年期からの脳の刺激が異常に少ないのだ。


10代の脳と成人した大人の脳の働き比較すると、大人は情報処理に前頭皮質が使われ、10代では扁桃体が使われている。

扁桃体は進化の初期から存在する原始的な脳で、本能的な感情を司っている。

成長するに従い、脳の神経結合が強くなり、本能の抑制をするのが前頭皮質だ。


その脳の神経結合を強くするのが「刺激」である。

日本の10代と言えば、受験戦争と携帯依存の希薄な人間関係・・・

携帯依存の人間関係では音や声、嗅覚や視覚の刺激が極端に少なく脳の神経結合を強くする刺激が極端に少ない。


そして大学に入った頃には、脳の重要な機能の習得の時期が終わり、その時期を逃せば習得は困難になる。

そして知力だけ備わった、神経結合の弱い不完全な脳が作られ、その結果、鬱病の増加や自殺者の増加、ヒッキーやニートなどの増加に繋がっていると考えられる。

脳の神経結合が弱いと言う事は、扁桃体優位の脳であり、扁桃体は逃げるか戦うかの衝動を起す。

ヒッキーや自殺は「逃げる」と言う衝動、無差別殺傷は戦うと言う衝動を、神経結合が弱い為に前頭皮質で抑制できない事に起因すると考えられる。


また、結合が弱ければ、経験した事が無い事態に落ちると脳は情報を処理しきれずに混乱する。

例えば、叱られた経験が無ければ社会に出て叱られた時に混乱してしまう。

何の挫折もせず、学生生活を順風満帆に過ごしてきた人が、社会に出て思うようにならい時も、脳波混乱する。

脳の神経結合が弱く、扁桃体優勢の人はこみ上げる衝動を押えられない。

例え衝動を押えられても、神経結合が強い人に比べ、大きなストレスを受ける。

その結果、鬱病になる。

脳の神経結合が弱くても、日常生活には差し障りが無いが、プレッシャーやストレスに弱くなる。

日常に於いて、脳の神経結合の強弱は、ストレスに対する許容量となって現われるのだろう。



こうした事を物語っているのが、自殺者やニート、無差別殺傷の犯人、鬱病や統合失調症の患者の大半が、高学歴で有る事だろう。


しかし、脳には「可塑性」がある。

脳の左半球を摘出した子供が、支障なく生活している。

必要なリハビリ(経験)と積めば、脳は新しい神経ネットワークを作り補う能力も持っている。


問題はプライドだろう。

高学歴と言うプライドは、自分の脳が不完全である事を認めない。

そして、衝動が起きる。

拒否と言う逃避、そして誹謗中傷と言う名の攻撃。


脳の神経結合が壊れたり弱いと、色々な問題が出る。

聞くと話すは密接に関係している。


単語、文章理解、音韻、文法はそれぞれ別の場所が司っている。



音韻の場所に障害が出れば、話すのが困難になり、文章理解の場所に障害が出れば曲解したりする。

また、文法の場所に障害が出れば言葉や文章がおかしな物になる。


それらの症状は、ネットの中の自称被害者に共通して見られる。


視覚も「見える」と「理解する」では異なる。

例えば、文字を読む場合、目で見た文字は視覚野に送られ、その情報が文字中枢に送られる。



文字中枢に障害が出ると、文字を見ても図形にしか見えなくなり、文字の意味さえ分からなくなる。



脳卒中で脳の左半球の機能を失った神経解剖学者がいる。

その学者がリハビリでパズルを組んでいた時の事だ。

最初は、大きさだけで組もうとしていた。

しかし、母親に「色で合わせなさい」と言われ、ハッとしたと言う。

色?・・・すると突然色が見え始めた。

それまで色の存在に気付いていなかったと言う。


恐らくこの瞬間が神経結合が強まり、神経のネットワークが出来た瞬間だろう。


恐らく誰でも似たような経験を持っていると思う。

それは、目から鱗が落ちる感覚。



今まで相談を受けて来た自称集団ストーカー被害者で、立ち直った人には必ずその瞬間があった。

考え方が変るとか、感じる世界が変ると言う感覚こそ、神経結合が強化だれた瞬間なのだと思われる。


神経細胞は、一瞬で生み出される物では無い。

元々ある神経細胞の結合が強まるから、一瞬で目が覚めた感覚に陥るのだろう。








集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都



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