ピーチメルバとプリンアラモード | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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横浜ホテルニューグランドはプリンアラモードの発祥の地であるが、最近は早い時間に売り切れてしまう。
同じくここで初めて作られたピーチメルバなどホテルニューグランドでは既にメニューから姿を消している。
そんなプリンアラモードとピーチメルバが必ず食べられるもう一つのホテルニューグランドのカフェ、ル・グランをご存知だろうか。
その店は、横浜高島屋8階の食堂街にある。
ただし、単品で食べられるのは14時から16時半までなので、注意が必要である。
まずは、プリンアラモードである。

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載せらているフルーツは新鮮で立派だ。
プラムの赤ワイン煮など当然自家製である。

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プリンはクラシックな味わいで、アイスクリームも生クリームも濃厚で美味しい。
そして、幻のデザート、ピーチメルバの登場である。

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当時ホテルニューグランドに宿泊していたオペラ歌手メルバのリクエストによって作られたデザートらしい。
ピーチメルバ発祥の地であるにもかかわらず、宮ノ下富士屋ホテルのプリンのように既にホテルのメニューからは外されて10年以上経っただろうか。
しかし、この店ではなぜか昔のままのピーチメルバが出されている。

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ホテルニューグランドのピーチメルバはいつでも桃が食べられるように旬の時期に収穫した桃をわざと缶詰にして、それを使ってピーチメルバを作ると聞いた。
さて、その立派な桃の半割りがアイスクリームの上に載せられ、その上から甘酸っぱいソースがかけられている。
これは癖になる美味しさである。

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まあ、ピーチメルバにそれ程こだわり、ホテルニューグランドから姿を消したことを深く悲しんでいる方はそれ程いるとは思えないが、そんな方にはビッグニュースとなることは間違いあるまい。