(参考:N01470「テメルの緊縮政策にたいし、ストライキと抗議行動」)

http://ameblo.jp/guevaristajapones/entry-12219201334.html

 

ブラジル、リオデジャネイロ州議会は2月20日、財政破綻の瀬戸際にあるため、水道事業の民営化を賛成多数で承認した。これは連邦政府の支援を得るためのもので、この部門の労働者のストライキと抗議行動が起こされている。

 

州議会(Alerj)は、水道・保健サービス会社の売却を、賛成41票、反対28票で承認した。

 

これは連邦政府がリオ州にたいし、35億レアル(11億3000万ドル)を貸与するための条件の一つであった。リオはブラジルで2番目に裕福な州であるが、オリンピックから6か月ののち、その公務員にたいする賃金を、全部は支払えない状態にある。

 

リオ州とリオ市は、石油価格の暴落と、オリンピックのために支出した数百万の工事の影響で、破産の際にある。

 

危機は病院では設備が不足する状態となり、警察官たちは賃金の遅配にたいして、支払いを要求してストライキをおこなっている。

 

しかしCedaeを売りとばすことについては、議論が起きている。

 

この会社の労働者たちと警察部隊は、最近の何週間のあいだに2回暴力的に衝突した。しかし2月20日の議会前での抗議行動は、正午までは平和裏におこなわれている。

 

2月20日、Cedaeの労働者を代表する労働組合は2月23日までのストライキと、「持続的な動員」を宣言した。

 

しかしリオ基本的衛生会社労働組合のウンベルト・レモス委員長は、G1のニュースサイトで、2月24日から始まるカーニバルで、100万人の旅行者が到着する前日には、サービスを中断することはないと語った。

 

「われわれは30%が業務についている。これは法律によるもので、それはサービスの基本部分だ。したがって住民に水の供給をストップすることはないし、われわれを非難することは出来ない」、このように語った。

(N01576) [AFPによる]

 

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