層雲峡温泉街を後にしましたchu、国道39号線を東へと走らせますと、ほどなく国道沿いの名勝「銀河の滝」「流星の滝」へと到着です。移動すること2㎞ですのですぐに着いちゃいますぅ爆  笑 この滝は別々の二つの滝なのですが、国道からちょっと入ったところには駐車場が完備されており、車をとめて左右にちょっと歩くだけでこの二つの滝は眺められます。

 まずは「銀河の滝」

そしてこちらが「流星の滝」

柱状節理の岩肌から流れ出す豪快な滝ですが、何れも同じようですね(^^)/ しかし水量はかなりのもの。ここからは見えないのですが、あの急峻な岩肌の向こう側には大雪山系の奥深くを水源とする複数の河川が流れており、上流部にはさらに別の滝も確認されていますが一般の観光客が近づくことは許されない厳しい自然の中となります。そして流れ出てきた河川は「谷」である、そしてこの付近の地名ともなっている層雲「峡」の標高差を利用して豪快に落下しているのです。この滝は、層雲峡観光には外せないポイント。観光協会のHPにはこのように紹介されています☞http://www.sounkyo.net/category/detail.php?id=38

 

 駐車場に隣接している遊歩道からは、これら二つの滝から流れ出てきた河川が勢いよく流れているのを確認できます。こちらは、やがて日本を代表する大河川「石狩川」となります(後述します)。

これらの小さな河川は、ここよりさらに東南側にあります大雪湖から流れ出る河川をも集めた石狩川の上流。この石狩川は上川町、愛別町、旭川市を通る頃には次第に大きくなり、その後、滝川、江別を通り石狩湾にて日本海へ流れ出ます。つまり、「銀河の滝」「流星の滝」や前述の大雪湖から流れ出た河川はその後西進し日本海側へ、またこの後訪れる三国峠付よりも南側を水源とする水路は南進し、やがていくつかの河川と合流しつつ十勝平野を通り太平洋へ、そして三国峠の東側を水源とする水路はやはりいくつかの小河川と合流した後、網走や紋別付近からオホーツク海へと注がれますので大雪山系が属する十勝山脈は北海道の背骨であると同時に、ここを源とする水路はどちらに向かうかにより流れ出る海がまるで異なるという、正に北海道の分水嶺でもあるのです(本州でも、奥羽山脈から福島群馬新潟県境の三国山地、長野埼玉県境の奥秩父でも、どちら側に流れ始まるかにより太平洋に注がれるか、日本海に注がれるかの「分水嶺」多数ですね(^^)/)。

 

 駐車場付近から見上げる層雲峡の柱状節理。20数キロmにも及ぶこの景観には圧倒されます。

国道39号線。旭川(道央)と北見、網走方面を結ぶ主要道路。そしてこの建設には網走監獄に収監されていました囚人の力なくしては出来なかったもの。ロシア(帝政ロシア時代の露西亜です)の南下政策による侵略に備えるべく北海道の開発が急務と見た当時の明治政府、この施策は正しく、それゆえにこの北海道は日本の宝として今なお多くの日本人に愛され、また訪ね歩かれているのです(もち、chuもその一人(^^)v) 歴史は後世により判断されると言われますが、明治新政府が好きではないchuも、この点は評価です。けど、幕末期、徳川幕府も対露警戒を怠っていたわけではなく、雄藩・會津藩をして別海町の野付半島付近に駐屯させていた史実もあります。会津贔屓のchuですのでもちろんここも訪れております。後々にとなりますがその際にはまた御紹介させて頂きます(^^)/

駐車場にありました付近の観光案内です。右端が層雲峡の温泉街でちょっと左に行ったところがここ「銀河・流星の滝」。ホントに直ぐですので徒歩でも20分ちょっとで来れちゃう場所です。あ、ワタクシは実際に歩いたことはありませんがグラサン

さ、も一度「滝」を…(^^)v 同じような雰囲気なので後で見比べてみてもカメラした本人でさえ、どっちがどっちだかわかりませんw爆  笑

んでですね、実はこの二つの滝を一緒に眺めらちゃうっつうポイントがあるんですwびっくり その入り口がこちら👇

だげんじょ、こんなん書かれてますあせるあせる滝汗(どこのお国の言葉かわかりません ついなんとなく…(笑))

けっこうな急登で20分。この階段を登るとつづら折りのかなりの傾斜の道が続きます。途中、まったり出来るポイントがあったりして、また、普通の観光地気分でいらしている方は革靴などでいらしている方もいたりして“こりゃたまらん お兄さん(chuのことです ぇへへ(笑))頑張って行って来て”なんて言われちゃったりすると嬉しくなって先を急いだchuでありますが…しかし枯れ木も山の賑わいぢゃないですが(おっと皆さん、失礼( ̄▽ ̄))クマよけには人がたくさんいたほうがいいのですが、遂にはchu一人になっちゃいましたニコニコ 

ひと汗かいて、そして到着(^^)v

ガッツポーズをとるchuでございます(^^)/

「双瀑台」までヒグマさんとは邂逅せず無事に到着しましたchu、この後も無事に駐車場に戻ることが出来ましたウインク

さて、この後は国道39号線を東へと進みます。直ぐに長い「銀河トンネル」へ。このトンネルを抜けると大雪湖畔に出て、39号線をそのまま進むと北見~網走へ、分岐点で南下すると国道273号線・糠平国道となり上士幌経由十勝地方の中心、帯広市へと参ります。実際は39号線をそのまま東進し北見市方面に行くことが殆どなのですが、この「北海道紀行」はリアルタイムの場合には“速報版”として忠実にルートを再現していますが、現在は今まで撮影済みのものを地域ごとに分けてお伝えしていることもあるため、複数の年次に跨る写真も使用していますことと、ルートが若干異なっていたりすることがありますこと等、予めお断りしておきます(撮影した写真は特段の注釈がないものは全てPhoto by chu)です(^^)v ホントは写真にサインしたいのですが、一枚一枚入れるの、結構面倒なのでごく一部を除き最近でははしょっちゃっています(^^ゞ

 

こちらが「銀河トンネル」の層雲峡側の入り口です。

この銀河トンネルは、せり出した岩肌からの落石により事故が頻発していたことから国道39号線を整備する中で新しくつくられたもので完成は比較的最近です☞https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

(Wikipediaからお借りしました。ありがとうございます)

トンネル延長は3388mと、一般道のトンネルとしては長く(トンネル内部)

そしてトンネルを抜けた大雪湖付近には観光客が立ち寄る施設は国道沿いにはないため、層雲峡温泉街から遠くはないのですが観光シーズンの夏でも閑散としています。トンネルを抜け、一旦、国道273号線に入りさらに脇道を登りますと大雪山における紅葉の大名所、「銀泉台」へと至るのですが、いかんせん、紅葉シーズンに北海道を訪れたことはないのでこちらにはまだ立ち寄っていませんでした(^^ゞ

 

「銀泉台」につきましてはchuも頻繁に北海道探訪の参考にさせて頂いております「北海道ラボ」さんが詳しく紹介して下さっていますのでリンクさせて頂きます☞https://hokkaido-labo.com/ginsendai-21061


今はもう8月も下旬で間もなく9月。首都圏は続けて来ました台風の影響で気候が不安定ですが暑さはまだ続きそう(-_-;) しかしここ北海道では先日、黒岳山頂付近では初冠雪が確認されるなど確実に季節は変わってきています。例年でも大雪山系での紅葉の見頃は9月中旬からですので、北海道での紅葉狩りを楽しみにされています方は上にリンクしました「北海道ラボ」さんをご参照頂ければと思います(^^)v(とってもいいサイトですよ照れ)

 

 

次は北海道の分水嶺でもある「三国峠」へと参ります。が、その前に一本、通常モードのものをUpさせて頂く予定です(^^)/