実はベルニナのホリデーヌ1240でどれ位の厚みが縫えるのか実験した事があります。
実際アクティバ130も同じ位縫えます。
実験台は8号帆布と同じくらいの厚地のリネン。デニム地と同じくらいの厚みですね。

良くテレビなどでもデニム何枚縫えるって謳い文句でミシンを売ってますが
実はそこそこのミシンでも縫えちゃうんですよね。平らだと。
平らだとって言うのがポイントで、薄い所から厚い所を縫い超える事が出来る
っていう事とは違うんです。
そもそも普通に縫っては糸調子がでません。
確実に上糸が弱くて表面は綺麗でも、裏が鳥の巣になったりします。
そう簡単に縫える物じゃ無いと思います、家庭用だと。


ではどうするかと言うと、簡単に上糸にテンションを掛けるんです。
上糸調子調整があっても多分足りないでしょう。
なので糸をどこかにループさせたり、サブテンションを付けたりするんですね。
それでも無理なら上糸20番に対し下糸30番とかにします。


家庭用ですと20番糸は太いかもしれませんね。
ベルニナにも少しだけ無理をさせてみましたが意外にも縫えました。
20番といえばジーンズなどのステッチが20番ですので
流石に下糸20番はきつかったので30番です。
針は家庭用の16号を使用してます。



8号帆布2枚,4枚,8枚の段差を縫います。


特にステッチの幅も変わらず。


裏側も綺麗。








厚み1cm位は縫えてます。


同じく厚地のインドリネン









このような感じで流石にベルニナはパワフルと言う事が分かりました。
半回転ボビンが理由なのか糸の締まりも、ステッチも綺麗ですね。
でも実際は結構な負担がミシンにかかってしまうのでオススメはしません。