冬の天津その⑧馬連道で茶器を買い込む | 中国茶のある暮らし茶杯の底から空を見上げる

中国茶のある暮らし茶杯の底から空を見上げる

美味しいが1番!をモットーに、京王線上北沢で中国茶教室を主宰しています。雲華ungeと申します。お茶のこと、大好きな天津市のこと、家のこと、少しベトナムのことなど書いています。

やってきました馬連道。最寄駅は地下鉄7号線の湾子駅です。南駅からとても行きやすくなりました。
ちょっと前までは地下鉄とバスを乗り継いでフーフー言って辿り着いていました。楽したいときは長椿駅からタクシーという手もありましたが。{CC9E5D06-1C37-4078-B16A-DF54C7124A39}
南北に伸びるこの道にさまざまなお茶業に関わるお店が並んでいます。私はここでは茶器しか買いません。試飲して茶葉を決められる程長くは滞在できないのもありますが、中国茶サロン茶縁の茶葉は天津の師匠のところから購入しているからです。1番信頼しているので。

最近は798芸術地区の方がアツイのだとか聞きました。何かの機会に行ってみたいと思います。


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ここは私の安心お手洗いのある、南の端の方の商業施設です。この2階にあります。あると知っているだけで安心。

出発が遅かったので着いたら12時少し前でした。2時前には休憩時間にに入ってしまうので、とりあえずお昼ごはんにしました。


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安心お手洗いのある商業施設の向かい側の食堂へ食べに行こうとしたら、前はなかった文明的な絵が貼ってある塀が。ここはもう閉鎖されて壊されてしまうのか。


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とら思ったらちゃんと塀の裏で営業していました。よかった!


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外とは打って変わって、中は相変わらずの繁盛ぶりです。私を含めてここへ来る人は洗練され感じではなく、ほっぺの赤いおじちゃんやおばちゃんとその家族が幸せそうに食べている。そういうお店です。


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1番安い酸辣河粉。10元。全体的に少し値上がりしていました。色々ちゃんした冷菜も肉も魚もありますが、ひとりだと麺類という選択肢しかありません。


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取り立てて美味しいものでもないのですが、私は大好きです。この手の麺はうんと顔を近づけて、決して啜らず静々と口に入れていくと、お洋服を汚す事なく、むせることもなく完食する事ができます。

このような食堂で相席で食べるときの自然な距離感も好きです。


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1番奥の茶縁茶城の裏手にある入り口からスタートして、少し高めの茶器を置く会社を見るところからスタートします。それからもうひとつ別のお茶城へ行くのですが、撤退した会社もあるし、新規開拓もしたいところです。


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私のような少ししか買わない客を相手にしているわけではありません。閑散としていて今にも潰れそうに見えますが、各地で開かれるお茶業の展覧会で大口のお客さんがちゃんと付いています。ここは言わば顧客の窓口のようなところです。行くと喜んで試飲させてくれますし、色々な小ネタを仕入れる事ができるパラダイスです。

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こういう建物の中にもギッシリ。茶器と茶葉がどっさり。


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全く写真に収めていませんが、ものすごい勢いでハンドキャリー(10年選手のスワニーです)を引っ張りながらお店をまわり予定していた茶器をちゃっちゃと購入していきました。お店の方では半年に1度顔を出すけど毎回大した量を買わない日本人として覚えてくれているかもしれません。お互いの近況報告などしつつ、お茶を淹れてくれたりします。


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茶器を買い終わると、外はもう日が暮れるところでした。

大きなお茶城だけでなく、小さなお店も並んでいます。いつも同じ数軒を駆け回ってとんぼ帰りですが、いつの日にか数日かけて馬連道をのんびり歩いてみたいと思っています。
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夜9時に天津でお友達と会う約束をしていたので、5時には馬連道を出なくてはなりません。また帰宅時間のラッシュにぶつかってしまいました。しかもまた金曜日。覚悟を決めて、すっかり重くなったスワニーをえっちらおっちら引っ張りながら南の端から北の端の湾子駅を目指しました。

金曜日のラッシュアワーについては夏に書いています。あの日天津は遠かった!から学びました。

この日の北京のお天気です。
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風が強めでした。天津より北京の方が寒さが厳しいような気がします。この日気温自体はそれほど低くはなかったのですが。


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北京南駅で夕食を確保して高速鉄道の中で済ませました。もちろん美味しいところとは比べてはいけません。それでも私は好きです。袋の感じも書体も。


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歯型付きですが、どうかお許しを。牛肉夹馍とはこのようなものです。

天津駅を出たら、空気が柔らかく優しい。おらが町の空気でした。なんてホットする良い街なのでしょう。

ホテルについて、少し休んでからお友達と遅くまで話し込んで、この日も夜はバタンキューでした。
特別価格の訳ありの部屋ですので、時折謎の騒音に目を覚ましながら、あっという間に帰りの日の朝を迎えました。