Anpapa@B級野鳥図鑑(C)

Anpapa@B級野鳥図鑑(C)

個人的に出逢った季節の野鳥たちを
簡単な図鑑形式で一日一種ずつ紹介しています。
(C)はカレンダー(暦)の意味です。
毎日覗いて楽しんでください。(^^)/

NEW !

小千鳥 L16cm W35cm  ♪ピォピォ 夏鳥 河原、海岸、干拓地

サングラスをかけたみたいなひょうきんなコチドリ。

スズメ大で黄色い足、チドリの中でも最小。目のまわりに黄色い輪。

本州以北で留鳥。小石や砂の地上で繁殖する。

繁殖期には、飛びながらピッピッピッと続けて鳴く。

 

春の渡りでコチドリを見かけると、

この子たちはいつも必ず裏切らないで来てくれると安心します。

 

 

 

 

 

NEW !
隼(若) L42~49cm W97~110cm ♪ピーッ繁殖期はキッキッキッ
カラス大で、他のハヤブサ科より太く、がっしりとしている。
タカの仲間と思われていたが、遺伝子解析で、インコの仲間であることが判明。
海岸の崖で繁殖し、冬は暖地に移動する。市街地ではビル街で、よくドバトをねらう。
最近ではニューヨークのビル群が世界最大の繁殖地になっている。
湖沼や海岸の上空から急降下して、空中で水鳥などを捕らえる。(蹴落とす事もある)
最大スピードは390kmで、世界最早の生物と呼ばれている。
「速飛翼」「速翼」から「ハヤブサ」と名付けられ、名前の由来にもなっている。
幼鳥や若い鳥の上面は褐色で、腹に縦のしま模様。
 
春の渡り真っ最中、鳥たちが立ち寄る先で待ち構えるハヤブサをよく見かけます。
でも、出てくるのは突然なので、いつもビックリさせられます。
写真は一回目の急襲に失敗して、群れを追い込みながら、
もう一度態勢を立て直そうとしているところです。
 
このハヤブサは若鳥で、狩りに慣れていないせいか、どこかもたついた感じ・・・。
 
加速度を付けるために高く舞い上がって、もう一回アタックをかけようとしましたが、
 
その間にシギチの群は遠くに行ってしまって、
 
結局、追いつけないまま、逃げられてしまいました。
 
若鳥は羽が褐色で、胸に縦縞が目立ちます。
 
諦めて引き上げる所ですが、
この後、カラスの群れに追いかけられていました。
鳥の世界も、なかなか大変ですね。(^_^;)

鶴鷸 L28cm W58cm  ♪チュイッ 春より秋に渡来数が多い冬鳥 

クチバシは長めでまっすぐ。根元がピンク。

スラリと伸びた脚がチャーミングなシギ。

冬羽は薄い灰色で目立たないが、

夏羽は忍者のように真っ黒で逆に見つけやすい。

水性昆虫や甲殻類を食べ、泳ぐこともある。

クチバシと脚が赤く、スラリとしたイメージが鶴を思わせるのが名前の由来。

 

春は紹介できる鳥も多いですが、1日1種だと、ネタが溜まりすぎる季節です。

すでに投稿予約していたのに、都合で後回しになっているブログも差し込みながら紹介します。

 

暫く姿を見せなかったツルシギを久しぶりに見ました。(3月中旬撮影)

 

 

 

 

 

 

 

焙烙鷸 L62cm  ♪ホーイーン 旅鳥として全国の干潟に渡来。
ダイシャクシギとよく似ていて、
一緒にいることも多いので、見逃しがちのホウロクシギは、
シギ類最大の62cm。クチバシは頭長の3倍位ある。
ダイシャクシギとは腹部が茶色で区別できる。
 
 
大杓鷸  L60cm   ♪ホーヒーン 冬の旅鳥
大型のシギ。クチバシはピンクで長く、下に湾曲している。
干潟でよく見られ、太平洋岸に多い。
泥地にクチバシを差込みカニを捕食する。ホウロクシギと混群を作ることもあるが、
ダイシャクシギは飛ぶと腹部と腰、尾羽が白い。
 
 
※ここからは過去記事です。
ダイシャクとホウロクはそっくりさんで、
一緒にいることも多いので、見過ごすことも多いですが、
お腹が白いのがダイシャクで、茶色いのがホウロク覚えておけば、まず間違いないです。
この写真を見ると、上がホウロクで、下の3羽がダイシャクと言うのがよく分かります。
 
一般的な大きさでいうと、ホウロクの方がわずかに大きいようですが、
大きさだけでは、個体差もあり、野外での識別は困難です。
でも、この写真だと左がホウロクで、右がダイシャクで良いと思います。
 
では、この背中だとどうでしょうか・・・。
たぶん、左がダイシャクで右がホウロクだと思うのですが・・・。
 
結局、1枚の写真からだけでは、種の特定は難しいこともあり、
一つの個体を様々な角度からしっかり撮らないと識別は困難
・・・と言うことだけはよく分かります。
ちなみに、下の写真では左がダイシャクで右がホウロクだろうと推測はできますが、
簡単に断じることはできません。(^_^;)muzukasiinaa
 
こんな状態では、一体何が何だか・・・。(笑)
テーマ:

野鶲 L13cm W21cm ♪フィッフィッーチョ、チョリりー 

夏鳥として北海道から本州中部の平地から山地の牧草地。

九州では、稲刈りの季節に多く見られる。

オスの夏羽は頭から背中にかけて真っ黒。

首に白いライン。冬羽はモズのミニチュア様。

昆虫のフライングキャッチができる。

夏羽は頭が真黒いヒタキで、胸がオレンジ色。

 

春は紹介できる鳥も多いですが、1日1種だと、ネタが溜まりすぎる季節です。

すでに4月は投稿予約がほぼ満杯状態なので、タイムリーな鳥の紹介に四苦八苦しています。

と言うことで、この時期は、時々、差支えの無い鳥に関しては、

撮れたての追加ネタを差し込むことがありますのでよろしくお願いします。

 

しばらく続いた北風のせいなのか、鳥の渡りが少ないような、遅いような・・・。

それでも、ようやく風向きが変わって、暖かくなって、

一昨日、やっとこさノビタキがやって来ました。でも、オスが1羽だけ・・・。

 

今からは各地に群れでやってきて、当分、私たちを楽しませてくれる愛らしいヒタキです。

 

さあ、双眼鏡片手にノビタキ探しに出かけませんか!?

 

※ここからは過去画をミックスしながらのご紹介・・・。(^_-)-☆

 

 

 

一昨日は見ませんでしたが、メスのノビタキです。

 

頭黒鷗 L32cm ♪ 冬鳥として主に九州に渡来。

黄海や渤海等で繁殖し、台湾や中国東部、ベトナム、韓国等で越冬する。
夏羽は頭がず黒くなるが、九州で夏羽は珍しい。
潟地で多く見られ、甲殻類やトビハゼ、ゴカイ等を主食とする。
ユリカモメと似るが、一回り小さく、クチバシが黒い。
脚が暗褐色。尾が白黒模様。
(ユリカモメはL40cmクチバシと脚が赤、尾は黒い。小魚を捕獲する。)
中国の繁殖地では開発が進み、環境悪化による数の現象が懸念されている。

 

九州では冬鳥ということなので、もうしばらくすると姿が見られなくなりますが、

渡る直前には、干潟などに集まって、いつもよりもずっと大きな群れになります。

 

冬場にも頭が黒い個体をちらほら見かけますが、もうすぐ大陸に渡るので、

ここまで真っ黒な頭をした個体は、この時期だけしか見られません。

 

ユリカモメは、夏場は関東地方以北でも見られるようですが、

ズグロカモメはどうなのかしら・・・。

 

まだ夏羽になり切っていない白い頭のズグロを引き連れているように見えますが、

たまたまです・・・。

 

ユリカモメも可愛いですが、ズグロカモメは、もっと小さくて可愛いです。

 

 

比較のために、ユリカモメとズグロの過去画を置いておきます。

ズグロは黒頭巾が深めで、クチバシは短めで黒いです。尾は白黒の斑に見えます。

 

ユリカモメは黒頭巾が後頭部にかからず、クチバシは長めで赤味があります

尾は黒く見えます。(実際は翼の先を閉じた部分です。)

L:♂51cm ♀43cm ♪♂はトュット、トュット、♀はガー
異常に大きくて長いくちばしを持つ淡水ガモ。
水面をぐるぐる回りながら採食していることがある。
プランクトンを濾しとるほど細かいくしの歯を持っていて、
他のカモ類が利用できないものも食べることができる。 
 
冬場では、けっこうよく見かける小型のカモですが、
クチバシがやたら長く大きくて、ユニークな風貌をしています。
カモの渡りも終盤ですが、結構居残っています。
 
色鮮やかなオスは、早々にペアになるメスを見つけた様ですが・・・。
 
他のオスが虎視眈々とスキを窺っているかもしれませんので、油断は禁物です。
 
こちらは、換羽がまだ間に合っていないエクリプスのオスです。
この色合いでは、メスには、ちょっともてなさそうですが・・・。
 
エクリプスのオスとメスが見つめ合っていますが、
果たして、恋の行方は・・・?

島の端の高台から遥か彼方の海原を双眼鏡で眺めていたら、

 

物凄い数のオオミズナギドリの集団が・・・

 

とんでもなく遠くだったので、手持ちのRX10ではこれが限界でしたが、

雰囲気だけは分かってもらえるかと思います。

 

比較的近くに来た個体でも、目一杯トリミングしてこの程度ですが、

確かにオオミズナギドリであることは分かります。

 

こんな時に限ってP1000を家に置いてきてしまったのは、大失敗・・・。(^_^;)

 

こちらは、先日フェリーに乗って海に行った時に撮ったオオミズナギドリですが、

今回の様に陸地から、大きな群れが見られたのには驚きでした。

 

 

陸地からでも、たまにはゆっくり海を眺めてみるのもよいかと思った出逢いでした。

羽白小千鳥

L19cm ♪ピューイッ 極少ない旅鳥、冬鳥としての渡来は少ない。
干潟、砂浜、水田、埋立地などで、1~数羽でいることが、ほとんど。
コチドリやシロチドリよりも一回り大きい。、冬羽は茶色でコチドリよりも太い傾向。
シロチドリは胸元が繋がっていないが、ハジロは繋がっている。
夏羽はクチバシの基部や脚がオレンジ色。冬羽ではクチバシのオレンジ色は無くなる。
アイリングが目立たないことや、飛ぶと白い翼帯が見えるところがコチドリとの識別点。
ゴカイや甲殻類、昆虫などを食べる。

 

長崎では滅多に見かけないハジロコチドリですが、

いるところまで、脚を延ばせば、出逢うのはそんなに難しくはありません。

 

 

 

※参考のために、過去に撮った写真も置いておきます。

コチドリの群れの中、どこか雰囲気が違うなあとよく見ると、脚がオレンジ色・・・。

襟巻きもふさふさで、喉元で途切れることが無いので、ひょっとしてハジロ君?

 

なんか、寝起きで機嫌が悪そうですが、珍しいハジロコチドリ君。

眠たいところを無理に起こした訳でも無いのに、無茶苦茶不機嫌・・・。

黒常鶲 L13~15㎝ 

ヨーロッパ、ロシア、モンゴルで繁殖し、アフリカ北部、ヨーロッパ南部、インドで越冬

ヨーロッパ南部では留鳥 日本海沿岸部で迷鳥として見られることもある。

※これまで日本で記録されたのは、中国中西部に分布する亜種とされている

オスは全体が黒く、羽の所に白い模様、尾羽根がオレンジ メスは茶色っぽい色 

若鳥はオスでも羽に白い模様がない 南部の亜種は体がオレンジ、頭が白っぽい 

※ウィキペディア等を参考にして情報をまとめてみました。

 

昨日から「ジョウビタキ」の記事に異常なアクセスが急増してきました。

ひょっとして、「クロジョウビタキ」を検索する人がこちらに流れてきたのかと思い、

友人から公開OKでもらった画像が手元にあったので、紹介します。

 

この写真はインドで撮られたものですが、大陸では、結構普通にいる鳥だそうです。

日本では珍しくても、よそでは、極一般的な鳥と言うのが、珍鳥の実態です。(^_^;)

まあ、世界中には10000種を超える鳥がいて、日本ではその5%程度しか見れないい訳だし、

鳥たちは縦横無尽に世界中を飛び回っているので、どこで見られても不思議はなくて、

狭い範囲で地表をはい回っている人間が、珍鳥珍鳥と騒ぐことも無さそうですが・・・。

 

こちらは、最近、ブログへのアクセスが集中した、ごく普通のジョウビタキです。

頭が銀色ですが、オレンジ色味が薄く、黒い部分も少ないですね。

大陸では、クロジョウビタキよりも、こちらの方が珍しいそうです。(^_-)-☆

 

「Anpapa@B級野鳥図鑑(C)」を

いつも、お楽しみいただき有難うございます。

このブログは、Anpapaが散歩がてらにコンデジで撮りためた野鳥を簡単な図鑑形式で

 過去画や過去記事も交えながら、1日一種ずつ紹介させて頂いています。

○あくまでも個人の趣味で作っているB級ブログですが、お気づきの事があれば遠慮なく

 ご指摘ください。

※こちらは、以前、大騒ぎになったロクショウヒタキです。(写真は頂き物です)

 台湾には一杯いるそうです。

 

<Anpapaのポリシー>(改訂版)2025.3.10
※フリーで鳥見を楽しんでいますが、以下のことに気をつけています。
○鳥たちとの楽しい出会いをブログで紹介します。
○健康のために鳥見をします。(できるだけ歩きます。無理はしません。)
○家族や仕事を大切にします。(家族や仕事を顧みない鳥見はNGだと思っています。)
○鳥を脅かしたり、深追いしたりしません。撮影は簡潔、短時間で済ませます。

※特に営巣期の八色鳥、赤翡翠、三光鳥、猛禽類などは追いかけません。
○鳥はできるだけ自分で探します。SNSやメーリングリスト等での情報交換はしません
○出会ったバーダーさんや地元の人たちには
笑顔で挨拶します。
〇地域の方々への感謝を忘れず、ルールとマナーを守って鳥見させて頂きます。
三脚を使った撮影はしません。(手持ち撮影が基本です。)
○安全運転とマナー運転を心がけます。
○珍しい鳥の紹介は時期をずらします。※10日~1カ月程度を目途にしています。
 場所は県名レベル以外はお知らせしません。
○写真自慢ではなく、あくまでも鳥の紹介のために写真を掲載しています。
 写真の出来栄えについてのコメントはご遠慮ください。m(_ _)m

 

非常識なコメントや誹謗中傷については断固たる対応を致しますので御承知おき下さい。

 

プロフィールに、野鳥ブログやバードウオッチングについての個人的な考え方を、

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