ZONE創世記と、TAKAYOのこと(その9) | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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ハンドメイド・エフェクター・ブランドBOOROCKS(ブロックス)のスタッフによる、音楽(BEATLES & Fender)と映画の気ままなブログ。

昨日に続いてZONEの成り立ちと、ZONEの元リーダーで、2003年の紅白歌合戦をもって脱退したTAKAYOのその後のお話です。今回はその九回目、最終回です。

2008年7月27日、原宿・表参道FABでTAKAYO with aircodeの最後のライヴが開催されました。演奏された曲は、次の通りです。
(1) Overdrive, (2) Fly, (3) It’s There, (4) She Had You, (5) cafeteria, (6) Mid Afternoon, (7) Time Limit, (8) Blue Bird,  {Encore} (9) 証, (10) Gossip Girl

ハードなロック・チューンが多かったのですが、曲調はヴァラエティに富んでいて、TAKAYOの曲を上手くアレンジしたaircodeの手腕も光ります。
そしてお待ちかね、アンコールの2曲にMIZUHOが登場し、ZONEロックの名曲「証」のドラムを叩きました。ZONEの時期には、「証」は半音下げたギターを使用していたのですが、今回はレギュラー・チューニングのまま。つまり半音高かったのです。

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(リハーサルでのオフショットのTAKAYOとMIZUHO。二人の本当に楽しそうな表情が印象的ですね。)

その後、ステージ前方にMIZUHOも出てきて、TAKAYOと並んで立ちます。この二人がステージ上で揃うのは5年振りですが、そのMCは5年の歳月を飛び越えて、まるでZONEの時代に戻った様な見事なコンビネーションを見せるのが不思議です。抜群のボケ、ツッコミが復活しました。第一声、MIZUHOは「MIZUHOだよー、アリーナー」と叫び、久し振りのドラムに「3年のブランクは、ちょっとキツかった」とのこと。TAKAYOからは「ずーっとMIZUHOからのラブコールが凄くってね」、MIZUHO「そう、どんなに振られても振られても、実家に電話し続けた」、TAKAYO「気付けば10年以上の付き合いだよね」、MIZUHO「腐れ縁だねー」、TAKAYO「こんなに二人、大きくなりましたけど」、MIZUHO「横にも!」、MIZUHOを指してTAKAYO「最近ビールっぱら」、会場笑いにMIZUHO「笑うとこじゃない」・・・仕舞いにはお得意の「L.O.V.E. ラヴリーMIZUHO」のコールを要求・・・。といった具合に、抜群のコンビネーション振り。
そして最後に二人で作った新曲「Gossip Girl」を披露。この曲は作詞MIZUHO、作曲TAKAYOによるポップなナンバーで本当に見事な曲に仕上がっています。メインのボーカルをTAKAYOがとり、サビ部にはMIZUHOも加わり、さらに二人による振り付けもあったのですが、この振りはMIZUHOが付けたとのこと。

こうして大盛り上がりのうちに無事に終了したライヴだったのですが、これが現在までのところ、TAKAYOの最後のライヴとなってしまいました。いろいろな事情もあったのでしょうが、それに関してはTAKAYOが語らない限り、我々が語ることは何もありません。
今、TAKAYOは人生の中で初めて一般人としての生活を満喫しています。ただし、aircodeも我々もTAKAYOが復活するならば、いつでも協力できる状態にあります。もしもその時が来たなら、皆さんも応援をよろしく。