オランダではキャッシュレスが進んでおり、銀行のキャッシュカードがデビットカードの役割を果たしていて、スーパーからマルクト(市場)の屋台的なフードトラックなどの移動店舗まで、あらゆるお店でカード決済マシンが導入されており、銀行のキャッシュカードをかざし、PINコードといわれる4桁の暗証番号を打ち込むとその場で決済が終わり、銀行の残高から即座にお金が引き落とされます。
日本人ドライバーサービス in オランダを始めた当初は現金決済をメインに、希望されるお客様は請求書を発行し、後日振り込んでもらったりの2パターンでしたが、やはりお客様目線に立つとカード決済マシンは必要不可欠ということで導入したのがSum-Up
同郷神戸の先輩、ライデンの鍼灸院Naoさんに教えてもらい、おっかなビックリで導入しましたが、小さくて簡単お手軽!
スーパーや飲食店にあるゴツいやつは月額などがかかるようですが、随分前のことで忘れてしまいましたが、端末は当時€19と格安で、(2020年1月現在€15のようです。)オンラインでKVK(商工会議所)ナンバーや事業内容等を登録し、スマホにSum-Upのアプリをインストールし、Bluetoothで繋いで使用します。
もちろん各種クレジットカードにも対応しており、決済毎に2.975%の手数料を徴収されるシステムで、長くて1週間程で決済額が登録した銀行口座に振り込まれます。
オランダにお住まいで銀行キャッシュカードをお持ちの方はもちろん、出張や観光で来られる方にも対応出来るので、よりお客様のニーズに応えられるとハッピーでした。
他にも同じような端末やサービスはいくつもあります。
ただ、日本人ドライバーサービス in オランダはお客様に喜んでもらえる価格に料金設定しているので、僅か2.975%とはいえ、手数料が地味に痛いなあと思っていたのですが、最近便利な決済アプリの存在を知りました。
その名は「Tikkie」(かなり遅い笑)
正確には存在は知っていたものの、仕事に引用するという発想が生まれず、ようやく気付いてTikkieをインストールしてみたところ、手数料0!決済後即入金!なぜもっと早く気付かなかったんだー!と軽く後悔しました。
振り込まれる銀行口座を登録し、あとは請求額とタイトル(日付など)を入力して、対象となる相手に送るメッセージツール(LINEやWhat'sapp、メッセンジャー、E-mail、ショートメッセージなど)を選んで送信。
対象となる相手が届いたURLにアクセスし、バンクアプリを立ち上げてポチっとすれば、即自分の口座に入金され完了。(どこのバンクアプリでも対応)
バンクアプリを入れたデバイスがないとすんなりいかないので、オランダにお住まいで銀行口座をお持ちの方でないと成立しないのですが、小学校の保護者同士で何かのカンパ€5ずつ集めたりする際に活躍していたのに、本当に気付くのが遅過ぎました。
しかし、なぜ手数料0でいいのでしょうか?
ABN Amro Bankが作ったアプリのようで、おそらく、よりたくさんの人が使うことで銀行の宣伝になり、たくさんのユーザーの中の一部がABN Amroの有料サービスを使ってくれればOKというマネタイズをズラす最近のスタンダードでしょう。
オランダで個人事業主として活動される対お客様商売の方でまだ知らなかったという方は参考にしてみて下さい。
にほんじん meetup in オランダ
vol.1 ~新しい出会い~