赤い薬を飲めば、不思議の国にとどまることができる意味 | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
少しでも多くの人にカウンセリングや心に関心を持つ機会になって頂ければという願いを込めたブログです。
皆様の生活に身近に感じられ「気づき」になれますよう。

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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^

さて、今回は「真理」について。

皆さんは、何かを知ったことで、

何かの見方が変わったことがありますか?

 

分かりやすいことでいえば、

嫌な思い出からの苦手意識や、

嫌いな食べ物ってそうじゃないですか?

 

・犬に噛まれてから、犬が恐くなる。

・バナナに虫がわいているのを見てから、バナナを食べられなくなる。

・跳び箱で豪快に尻をぶつけてから、跳び箱を飛べなくなる。

・初めて食べた納豆が不味くて、納豆を嫌いになる。

 

こういうことは、自分が"経験"としたことによって、

対象物を嫌いになったり、苦手になったりすることですね。

その"経験"をする前とは、感じることが変わってしまいます。

 

こういうことは、

思考や認識によっても起きることがあります。

 

 

大ヒット作、映画『マトリックス』で似た表現があります。

主人公はある日突然、今生きている世界は仮想現実であり、

コンピューターによって人類は操作されているということを知らされます。

 

驚きの光景をいくつか見ながらも、

なかなか真実を受け入れられない主人公に対して、

こんな言葉が投げかけられます。

 

「これは最後のチャンスだ。先に進めば、もう戻れない。

青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。

赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまり、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう。」

私たちは、様々な体験を通して経験を得ていきますし、

何か新しい視点への「気づき」を得たことで、

ものごとへの認知が変わります。

 

哲学もまたその一つ。

否定することのできない、世界の"真理"を知ることで、

"そうとしか見えなく"なってしまいます。

 

例えば、この絵。

パッと見は、海岸の景色ですが…。

人の顔を認識した途端に。

人の顔にしか見えなくなります。

 

真の理(ことわり)。

では、"真理"を知ることはいい事ばかりでしょうか?

 

そんなことはありません。

鮮明に見えるだけに、逆に苦しく感じることや、

濁り、疑問に感じることも増えるでしょう。

 

世界を鮮明に見ることと、

世界を今の解像度のままで見ること。

皆さんは、どちらがいいですか?虹



いつも有難うございます。

心理について話すときはアンフィニへ!

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