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海自制服23年ぶり大幅デザイン変更
ベレー帽も初採用
「第2種夏服」カーキ色に
海上自衛隊は今年4月から、年間を通して着用できる新たな「第2種夏服」を導入した=写真。海自制服の大幅なデザイン変更は平成8年以来23年ぶり。併せて海自として初めて「ベレー帽」も採用した。
新第2種夏服は、従来の長そで白ワイシャツ・黒ズボンから、上下ともカーキ色に刷新。海自の「威容保持と機能性の両立」をコンセプトに、おしゃれさに加え、汚れにくさ、動きやすさなどの実用性を兼ね備えたスマートなシルエットとなっている。
当直勤務、軽作業から部外での広報活動まで、幅広く活用できるように「・・・
防衛関連ニュース
日本・カタール初の防衛相会談
幅広い交流で一致「旭日大綬章」授与
(2019年5月23日)
2019年6月7日更新
岩屋防衛相は5月23日、来日したカタールのハーリド・ビン・ムハンマド・アル・アティーヤ副首相兼防衛担当国務大臣と防衛省で会談し、今後さらに幅広い分野で防衛協力・交流を推進していく方針で一致した。両国間の防衛相会談は今回が初めて。
副首相兼防衛担当相に「旭日大綬章」
アティーヤ大臣は元外相で、日本とカタールの関係強化と友好親善に寄与した功績がたたえられ、21日付で日本政府から「春の外国人叙勲」の「旭日大綬章」を受章。23日に皇居での大綬章親授式に出席するため来日した。
会談の冒頭、岩屋大臣は叙勲への祝意を伝え、「両国間では将来を・・・
防衛関連ニュース
「瀬取り」監視 カナダ軍が再開
2019年6月7日更新
防衛省は5月24日、北朝鮮船舶による違法な「瀬取り」を監視するため、カナダ軍が6月上旬から我が国周辺海空域で警戒監視活動を実施すると発表した。
カナダ軍の参加は、航空機が昨年4月以来、同9月に続き3回目。艦艇は昨年10月に続き2回目。
航空機は空軍の「CP140哨戒機」で、国連軍地位協定に基づき沖縄県の在日米軍嘉手納基地を拠点に6月上旬から活動を開始。艦艇は・・・
防衛関連ニュース
陸海空各地で災派 船舶衝突事故や山林火災など
千葉県、北海道、東京
(2019年5月27日~)
2019年6月7日更新
千葉県銚子市の犬吠埼沖で5月26日未明、貨物船2隻が衝突、海自の潜水艦救難艦「ちよだ」(横須賀)が不明者の捜索・救助活動を支援した。また同27日、東京都檜原村と北海道雄武町でそれぞれ山林火災が発生、陸・空自のヘリ部隊が空中消火に当たった。
潜水艦救難艦「ちよだ」が犬吠埼沖で海保と不明者捜索に全力
犬吠埼沖の民間船舶(貨物船)2隻の衝突で「千勝丸」(499トン)が沈没、海自は海保と連携して行方不明者2人の捜索に全力で当たった。
27日午後5時半、第3管区海上保安本部長から自衛艦隊司令官(横須賀)に災派が要請され、2潜水隊群(同)所属の潜水艦救難艦「ちよだ」(艦長・渡邉忍2佐以下乗員約130人)が停泊していた徳島県沖から犬吠埼沖へ向かった。
渡邉艦長は「本艦の特性を最大限に発揮し海上保安庁との連携の下、一刻も早くお2人を捜索、救出することに全力を尽くす」と捜索に臨んだ。
28日午後2時前に現場海域に到着した「ちよだ」は、海保巡視船「いず」と合流。ソーナーで沈没船の位置を確認し、・・・
北海道・雄武町で山林火災 陸空自ヘリ部隊が空中消火
北海道紋別郡雄武町で5月27日、山林火災が発生し、陸自の2飛行隊(旭川)、北方ヘリ隊(丘珠)、1ヘリ団(木更津)と空自の三沢ヘリ空輸隊が空中消火に当たった。
消防の消火活動では鎮火に至らず27日午後2時35分、鈴木直道知事から野澤真2師団長(旭川)に災派が要請され、同日午後から翌日昼にかけて、2飛行隊と北方ヘリ隊のUH1ヘリ各1機、三沢ヘリ空輸隊のCH47ヘリ1機が相次いで現地に向かい、到着後、消火活動を開始した。
北方ヘリ、三沢ヘリ空輸両隊は29、30日も引き続き消火活動を実施、30日には1ヘリ団のCH47ヘリ2機も活動に加わった。
6月3日現在、部隊は活動を継続(待機)している。5月27~6月1日の6日間で延べ27機のヘリが活動、散水回数・量は127回、約260トン。
東京・檜原村では12ヘリ隊が消火活動
東京都檜原村で5月27日、山林火災が発生、陸自12ヘリ隊(相馬原)などが消火活動に当たった。
27日午後8時55分、小池百合子東京都知事から竹本竜司1師団長(練馬)に災派が要請された。
27日夜、1施大(朝霞)の初動対処部隊約10人が出発。現地に到着後、ヘリにバケット・・・