入れ過ぎ注意 | ウエモのブログ

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品川のバイクショップ、ウエダモーターのスタッフブログです。

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シャチョーです。

ちょっと前に新車で納車したばかりのバーグマン200。

なんと!もう調子が悪く、低速でエンスト多発とのことで入庫。

びっくりやら、申し訳ないやらで急いでバラします。

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オーナー様も言ってたんですが、なんかガソリン臭いぞ、、、


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調べていくと今年のモデルから装着されてる、タンク内の蒸発ガスを浄化するチャコールキャニスターからガソリンがタラタラと漏れてきてます。

タンクキャップを開けるとガソリン超満タン。

どうもこれが原因のようですねぇ。


通常はタンク内の気化したガソリンのみがキャニスターに行き、エンジンがかかるとキャニスターからも空気を吸ってキャニスターの汚れも取ることになってます。

ところがガソリンを入れすぎちゃうと、ガソリンが液体そのままキャニスターまで行ってしまうようです。

そしてエンジンをかけるとキャニスターに溜まったガソリンもエンジンに吸われ、通常よりも混合気が濃い状態になり、プラグがカブってエンストしてしまいます。


ただこれも給油時にちょっと入れすぎたくらいではガソリンがキャニスターまで行きませんのでご安心を。


バーグマンの場合、満タンに入れてちょっと待っていると液面が少し下がってきます。そこでまたガソリンを足してしまうのを繰り返すと、どんどんキャニスターの方にガソリンがまわっていってしまうようです。


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今回はバイクが悪いわけではなかったのですが、新車で保証期間内なので無償修理です。

まぁ、待ってるとどんどんガソリンがはいっていっちゃうのがいけないんですかね。

キャニスター、タンク→キャニスター間のワンウェイバルブ、キャニスター→エンジン間のパージコントロールバルブを交換して解決です♪

目一杯ガソリン入れたくなる気持ちはわかりますが、まぁ程々に入れた方がよいようです。