ご無沙汰しております。
今回は、時価総額が1000億円以上のIT企業についてまとめてみたいと思います。
その前に…
まず、そもそもとして日本には、時価総額1000億円以上の企業が3725社上場している中でも798社(2017年7月30日現在)あり、5社のうち1社が1000億円以上の企業となります。
その内、IT企業が(テレコムとメディアとSIerは除く)24社を占めています。
24社のうち、初値の時価総額で1000億円以上の企業は、8社あります。
ただ、上場廃止した企業も含めたり、現在は1000億円に満たない会社も含めると、11社になると思われます。(もちろん漏れはあるかとは思いますので、あったら教えていただけますと幸いです。)
・初値の時価総額と公募価格の時価総額の関係
初値が公募価格を割ったのは楽天とアカツキの2社。
初値が一番跳ねたのが、GMOペイメントゲートウェイ。
初値と公募価格の関係を平均すると、224%程度上がる。
・初値の時価総額と現在時価総額
時価総額で一番伸びているのはヤフーで、600,051%成長。
ついで、スタートトゥデイ(4,887%)、エス・エム・エス(4,088%)、カカクコム(3,077%)、MonotaRO(2,977%)、エムスリー(2,679%)の順に並ぶ。
初値の時価総額が2桁億だった会社が1社。ただ、公募の時価総額が2桁億だった会社が4社。
(単位は100万円)
・上場時のPL
売上は平均で90.89億円だが、LINEを除くと47.98億円。
営利は平均で11.88億円だが、LINEを除くと16億円。
最も営利率が高かったのはミクシィ(48%)で、全体の平均営利率は28.21%。
営利で赤字だったのは、3社のみ。
・現在のPL
最も売上成長率が高かったのはヤフーで、46,500%。ついで楽天(12910%)、サイバーエージェント(8,139%)、ミクシィ(平均4,702%)、カカクコム(3599%)の順で並び、上場時からの平均の売上の成長率は3,531%。
最も営利率が高かったのはカカクコム(47%)で、全体の平均営利率は25.6%。