田辺洋一郎 公式ブログ

拝啓 僕を嫌いになった編集者さまへ

テーマ: ブログ

「田辺さん、全編集者から嫌われましたね」

 打ち合わせの席に着いて担当編集から開口一番、そう言われた。

 

 「あ、ですよね」と即座に察した。 

数日前に僕が投稿したこちらのツイッター漫画を見ていただきたい。 

 

 

漫画にもある通り、テレビをつけると連日どこのチャンネルでもこの話題だったので、ふと思いついたことをそのまま描いてみました。 読んでみてどんな印象をもちましたか?

 

「出版社とりすぎ!漫画家かわいそう!」

「いや漫画には原稿料もあるし、芸人のギャラ問題とは別では?」

「論点そらすな!反社つながりはゆるさない!」

いろんなご意見あると思います。読んでいただいてありがとうございます。

 

僕としては「印税10%」に対して特に良いも悪いも言ってなくて「数字は同じ」と書いただけだけど、見る方によってこんな受け取り方もあるんだなあと勉強になりました。

ただ、おそらく多くの方にとって「出版社に良い印象を抱かない」読後感だったかと思います。言ってはないだけで「=悪」に誘導している構成です。出版社にケンカ売ってるように見えても仕方ない。

 

「本を出すには、印刷代に輸送費に宣伝費に…どれだけの費用と人間が関わっていると………」と担当編集が数字の正当性を説明してくれた。同様の事はリプライにも来ていた。 

いや、もちろん知ってます。なんせもう20年漫画業界で生きているので。

 

最後に出した単行本が6年前のクセに当事者面するTNB氏 

 

そりゃ業界に入りたての頃は「心血注いで描き刻んだものを9割持っていく出版社は鬼畜!!」なんて言ってました。 

でもキャリアとともに出版の事情を知るようになり%の根拠も理解していった。 むしろ、昨今の紙媒体の売り上げ低下とインク代、輸送費の高騰で価格を少しでも抑えるため必死に企業努力していることも聞いています。

 

じゃなんでわざわざこういう描き方をしたのかって言ったら、そうした方が同情されてバズるかな?という下心に決まってます。そう、分かった上で描いてるんだから余計タチが悪い。

なのにもかかわらずこのツイートがバズったかというと、2日経って1000いいね500リツイート(6月28日夜現在)程度なので、編集者に「よくないね」と思われたことと釣り合いが取れない。目論見は見事外れた。つまりスベった。 

「全編集者に嫌われた」は、誇張じゃなくそうなんだと思う。やばい。焦ってきた。 

 

とはいえ、担当編集は老婆心でチクリと釘を刺してくれただけで、こんなカビの生えた業界あるある話なんて世の編集者達は屁とも思ってないでしょう。(そもそも見てもない可能性高し) でもたまたま目に入ってしまって、もしイラッとさせてしまっていたならごめんなさい。嫌われようがなんだろうがバズれば正義の世界だと思ってます。今回はスベったけど、いつかバズって漫画業界に貢献したいと思ってのことだと理解していただけたら幸いです。 

 

都合がよすぎる脳内パリピのTNB氏

 

リプライの中には、出版社の庇護の下で恩恵を受けておきながら利益だけ要求するな、といった趣旨の少々厳し目のご意見もいただきました。

めっちゃ分かる。 

分かっているので、好き勝手描きたかった漫画は出版社や編集者の介在しないクラウドファンディングで一冊分描きあげました。(アプリから全5話無料で読めます)

https://mangatrigger.com/detail.html?product_id=51c86e63f0eb4339b814e0c20cebd768 

 

出版社以外の収益源を作って制作資金を捻出する為、Tシャツ屋さんもやっています。 

https://clubt.jp/sp/shop/S0000074657.html 

 

LINEスタンプも売っています。 

https://store.line.me/stickershop/author/41662 

 

収益目的ではないけど、YouTubeチャンネルに作画動画もアップしてます。 

 

 

空いた時間にツイッター漫画も描きます。(肉まん案件募集中)

https://twitter.com/tanabi416/moments 

 

TV番組やトークイベントなども依頼があれば全力で挑みます。

  https://ameblo.jp/tanabi416/entry-12481455873.html 

 

儲かるから描く、描かない、なんてところで戦ってたらとっくの昔に成立していない。 

すべては、描きたい漫画を描くために。 

この人の描く漫画なら読んでみたいと思ってもらうために。 

描いた漫画をたくさんの人に読んでもらうために。 

やれることは全部やる。

 

さて。 長々と言い訳じみたことを読まされてさらに嫌いになられる前に。ここからが本題です。

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拝啓 僕を嫌いになった編集者さまへ

 

7月下旬に「あの娘ぼくがヲタ芸決めたらどんな顔するだろう」の電子書籍の発売が決まりました。(詳細は追って書きます) 

これは自分にとって本当に悲願の、たいへん喜ばしいことなのですが、1つ残念なことは、「電子のみ」ということです。

できたら紙の本も作りたかった。しかし未定。展望ゼロ。

 これから紙媒体の出版はより厳しくなり電子書籍のみ発売というケースは、これまで以上に増えていくのは間違いないと思います。が、やっぱり紙の単行本も出したかった。 とくに僕の場合はファンの方と接する機会も多いので、直接お渡しできる「本」であることの意味がより大きいです。

 

そこで僕からの提案……いや、お願いです。

 もし、ここまでお読みいただいた中に編集者さんがいて、田辺の本を出してもいいと思ってくださったなら、ご連絡いただけないでしょうか? 

上にも書いた通り儲けたくて出すわけじゃないので、印税が10%だろうが5%だろうが、というか0%でもこちらから文句言うことは一切ありません。紙の単行本が出せるなら、いくらでも結構です。収益はあとで考えます。( こんな漫画を描いておきながらどの口で言ってんだ)

 

ぜひリンクから僕の漫画を読んでいただいてご検討ください。

スベリ倒したことで知ってくださった方がいたならそれもご縁のうち。 

僕のことは嫌いでも、僕の漫画のことは嫌いになら………(あっまたスベリそう!)

共に夢を追ってくれる熱い編集者さんと出会えますように。

お待ちしています。 敬具

 

 

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追記

この記事を朝方書き終えて、こんな時間に投稿しても誰も気づかないと思い下書き保存。寝て起きたら漫画のツイートが思いの外拡散されていました。止まったと思ったから書いたのになあ。(29日20時で5000いいね3000リツイート)

これだけ拡散されたなら目論見通り!と言いたいですが、より多くの編集者に嫌われた可能性を考えると痛し痒し……もうダメかも………。折れても光る精神でがんばります。

 

追記2

一週間経っていよいよ1万いいねも見えてきたところで落ち着いたようです。

 


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